感想:アニメ「クラシカロイド」第10話「愛しのジョリー」

クラシカロイド クリアファイル

アニメ「クラシカロイド」HP http://www.classicaloid.net/
放送 NHK Eテレ。土曜日17:30~18:00。

【※以下ネタバレ】
 

第10話 『♪10 愛しのジョリー』 (2016年12月10日(土)放送)

 

あらすじ

 ショパンは「心の友」かと思っていた奏助がただの軽薄キャラだった上に、今まで頼りにしていたリストもベトたちに感化されていくのを見て、孤独に絶望していた。そんな時、ショパンはネットで、バーチャルアイドルを作成する「アルケドール」というアプリを発見し、自分好みのキャラを作って「ジョリー」と名付ける。すっかりジョリーにはまったショパンは寝食を忘れてのめりこむが、その内ジョリーが自分の設定したとおりにしか反応しないことにいら立ち、ムジークを発動させてジョリーに人格を与える。

 ジョリーはショパンの曲を勝手にネットにアップし、ジョリーと曲はたちまち世間で有名になる。ショパンはジョリーと話しているだけで満足だったが、ジョリーはアイドルとしてさらに有名になることを望み、ショパンに新曲を要求、それを拒否されるとそのまま姿を消してしまった。

 実はアルケドールはアルケー社が「バーチャルクラシカロイド」を作るために配信したアプリだった。もし誰かがクラシカロイドの能力を持ったバーチャルアイドルを作成したならば、そのデータを回収して複製すれば、もう生身のクラシカロイドなどは不要になる、という計画だった。

 リストたちはショパンから事情を聴き、電脳世界にジョリーを追いかけるようにはっぱをかける。そこでショパンはムジークを発動するが、思惑とは異なり自分は現実世界に取り残され、代わりにベートーヴェンやリストたちが電脳世界に放り込まれてしまう。リストたちはパッド君の助けを借りてジョリーを呼び出すが、そこにバッハの秘書・三弦が手を伸ばし、ジョリーを回収しようと試みる。ショパンはジョリーを渡さないため、ムジークを発動させジョリーからムジークの影響を取り除こうとするが、それはジョリーを初期化することと同じだった。結局ジョリーは奪われなかったものの、そのまま消えてしまった。ジョリーとは、ショパンの恋人ジョルジュ・サンドを投影したキャラだった。

 最後、ショパンがしっかり「ジョリー2」を作って楽しんでいるところで〆。


感想

 またしてもマジな回。序盤のギョウザ押しとかは単なる目くらましで、基本はわりと真剣なSFアニメなのかな? しかし、まあ、今頃ボーカロイド的な物をテーマに持ち出してくるのは多少古臭い感じが否めませんけど。

 ゲストヒロイン・ジョリー役は水瀬いのりでした。名前はわりと目にするのだけど、出演しているアニメを見てないからあんまりなじみがない人ですわ。

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クラシカロイド MUSIK Collection Vol.1