アニメ「へうげもの」(全39話)の感想です。
■NHKアニメワールド 「へうげもの」
http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/
■概要
同名漫画(原作:山田芳裕/週刊モーニング連載)のアニメ化作品。全39話。監督:真下耕一。シリーズ構成:川崎ヒロユキ。
>時は戦国乱世。織田信長が今まさに天下を獲らんとするその陰に、茶の湯と物欲に魂を奪われた一人の武将がいた。のちに数奇者として天下に名を轟かせる「古田左介(織部)」である。「出世」と「物」、二つの欲の間で葛藤と悶絶を繰り返す日々の中、時代は大きく揺れ動く。やがて左介は「数奇者」としての天下獲りを心に決め、「へうげもの」への道をひた走る。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、戦国時代を駆け抜けた男/知られざる傑物の物語。
■キャスト
古田左介:大倉孝二
織田信長:小山力也
羽柴秀吉:江原正士
千宗易:田中信夫
明智光秀:田中秀幸
徳川家康:鶴見辰吾
第1話 君は物のために死ねるか!?
■あらすじ
1577年。織田信長の家臣で数寄者(お茶が好きな人の事らしい)の古田左介は、信長から反乱を起こした松永久秀との交渉を命令される。その内容は、久秀が所有する茶器「平蜘蛛の茶釜」を渡せば命は助ける、というものだった。しかし久秀は「平蜘蛛の茶釜」を渡す事は心を失う事と同じと言い切り、「平蜘蛛の茶釜」と共に自爆して果てた。左介は、吹き飛んだ「平蜘蛛の茶釜」の蓋を回収し、信長に献上する。信長は破片に何の興味も示さず左介にくれてやるが、左介は大喜びだった。
■感想
原作未読。真下耕一&川崎ヒロユキ&ビィートレインという御馴染みの名前がなんとNHKアニメに登場。
正直どんな内容なのかさっぱり見当が付いていなかったのですが、意外にしっかりした時代物だと知ってビックリです。左介が、信長たちの服装を色々論評する場面とか、茶釜から目が離せなくなるシーンとか、コミカルさがあって冗談ぽい作品かとも思ったのですが、信長の凶悪な振る舞いとかもしっかり描かれていて、おおっと思わせるものがあります。その極悪信長の声は小山力也氏ですが、「ウルトラヴァイオレット」の悪役を演じたときにも思ったのですが、この方、意外に高圧的な悪人系キャラクターの演技が良く合いますね。
一風変った戦国物として、ちょっと注目していっても良さそうに思いますね。
★おまけ
アニメの後のおまけ番組も意外に面白い。有名な付藻茄子が現存しているとは知らなかった。