アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」(全26話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
地上波・TBS系での視聴です(放送:毎週日曜 17:00〜17:30)。
第21話 『第二十一話 第十七収容所惑星』
■あらすじ
雪はガミラス人にイスカンダルの王族と誤解されたまま、惑星「レプタポーダ」に連れて行かれる。この星は「第十七収容所」があり、ディッツ提督やドメルの妻エリーサが収容されていた。ここで雪はガミラス行きの船に乗り換えることになった。
一方ヤマトは修理のための物資を手に入れるため、近傍惑星(=レプタポーダ)に向かうことになり、古代が偵察を命じられるが、何故かユリーシャがついてきてしまう。ユリーシャによれば目的の惑星に雪がいるという。しかし機内には戦いのドサクサで脱走した伊藤と藪が隠れており、小競り合いをしているうちに墜落して四人ともガミラスに捕まってしまった。
丁度同じ頃、メルダたちの手引きで収容所に反乱が起き、囚人は解放された(途中で伊藤が死亡)。雪は次元潜行艦でまたどこかに連れ去られてしまう。ユリーシャは、古代に雪の行き先がガミラスであること、またガミラスとイスカンダルは双子星であることを教える。
■感想
オープニング曲の絵(別名公式MAD)が絶好調。とりあえず音はウザイので消しておいて、絵だけ楽しむということにいたしました。なんか「デスラーが子どもを助ける良いおじさん」にしか見えないのがニンともカンとも。
さーて、お話のほうですが…、なんかもうかなりどうでもよくなってきたというか、クライマックス前の残り6回の時点でこのテンションなのかと思うとかなりガックリ来る。正直なーんにも面白くない。まあ、「メルダとかディッツ提督とかのまともガミラス人が立ち上がったぜ!」とか「今の帝国はロボットでようやく維持されているダメ国家」とか、伏線というか設定紹介的なものは有って、ヤマト出現をきっかけにガミラスの独裁政権が倒されて、民主国家に生まれ変わるのでしょう的な流れは見えますけど…、だからどうした、みたいな?
もうこの時点になると、過去のヤマトとの違いがどうこうとかいう話では無く、オリジナルストーリーだとしても同じですが、「とにかく盛り上がってない」の一言に帰結するのではないでしょうか。もうマゼラン星雲にたどり着いて、古代は愛する雪が誘拐されて、とあって、ガンガン盛り上がって良い時分なのに、未だに地球から発進した直後と似たような冷めっぷりで、もうこの冷え切った空気はどうしてくれるんだと言いたい。
★おまけ
反主流派の筆頭伊藤が脱走してこれから巻き返すのかと思ったら、あっさり脱落してしまい唖然…、生き残った藪の方は、意外とガミラス反政府派のなかでちゃっかり成り上がったりするとか?