小説「最後の深淵の騎士」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 485巻）のあらすじです。
（※以下、今回の話の内容のネタバレですのでご注意ください）
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最後の深淵の騎士 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-485 宇宙英雄ローダン・シリーズ 485) 文庫 2014/11/21
ウィリアム・フォルツ (著), 工藤 稜 (イラスト), 増田久美子 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2014/11/21)
発売日： 2014/11/21
〈宇宙英雄ローダン・シリーズ485〉峡谷族のチャンは、市場で買った赤ん坊を深淵の騎士にするという野望をいだいていた！
その昔、銀河系からはるか遠くはなれたノルガン・テュア銀河の惑星カルトレベックに、峡谷で暮らす住民がいた。そんな峡谷族のひとりであるチャンは、市場で買いあつめた家族とともに、カルトレベックをあとにする。特殊な能力を持つ銀河の権力者のシクルに謁見するためだ。チャンとその家族はある野望をいだいていた。シクルを抱きこんで、市場で買った赤ん坊のハーデン・クーナーを深淵の騎士にさせようというのだが!?
◇９６９話 偽の騎士（ウィリアム・フォルツ）（訳者：増田久美子）
太古。『ノルガン・テュア銀河』。ある男が自分の身内の赤子『ハーデン・クーナー』を深淵の騎士にするため、騎士になるはずの赤子「ヴェイルトのイグソリアン」とすり替えた。騎士団は失態を隠蔽するため、クーナーをそのままイグソリアンとして育てた。クーナーはイグソリアンとして騎士の任務を果たすが、あるとき乗機が破壊され、転送機で脱出した際、突如自分の素性を自覚した。クーナーは避難所に到着するが、味方が来るまで眠らされてしまう。
３５８７年。地球では『ジェン・サリク』という男が天才に変貌しつつあった。（時期：３５８７年）
◆９７０話 最後の深淵の騎士（ウィリアム・フォルツ）（訳者：増田久美子）
３５８７年。地球。ジェン・サリクは、夢で自分が「深淵の騎士ハープーンのアルマダン」の遠い子孫だと告げられる。同じ頃、銀河系辺境の惑星『センチメンタル』では、深淵の騎士の救難施設がカルベシュ軍団の再襲来を検知し、ハーデン・クーナーを覚醒させた。しかしクーナーはもう騎士のつもりは無く、また騎士の能力や知識を失い始めていた。クーナーは住民のテラナーに紛れ込もうとするが怪しまれ、結局転送機で惑星マルタッポンへ逃走した。
太古。深淵の騎士ハープーンのアルマダンは、銀河系でガルベシュ軍団を撃退した後も戦い続けていた。しかしコスモクラートは騎士団の廃止を決定し、騎士団最後の一人だったアルマダンは不老処置を打ち切られ老いて死んだ。（時期：３５８７年７月〜８月頃）
初出キーワード「ガルベシュ軍団の指揮官アムトラニク」(P200)
