感想:アニメ「私がモテてどうすんだ」第4話「クリスマスは聖地で」

ドキドキの風【通常盤】

私がモテてどうすんだ 公式ホームページ|TBSテレビ http://www.tbs.co.jp/anime/watamote/
放送 BS-TBS

【※以下ネタバレ】
 

第4話 クリスマスは聖地で

 

あらすじ

 七島は花依をクリスマスイブのパーティーに誘うが、花依からはコミケなるものに参加するのでパスと言われてしまう。結局、話し合いの結果、「いつもの五人でそのコミケとやらに行き、帰りにパーティーを開く」ということで話がまとまる。イヴの日、五人はコミケに出かけるが、男子四人は、早朝から信じられないほどに人間が集まっていることや、寒風吹きすさぶ中何時間も待たされるなど、想像を超える状況にショックを受ける。それでもなんとか入館すると、全員で手分けしてBL本を買いあさるが、一足先に買い物を終えた花依は悪質なカメコに絡まれてしまった。そこに執事コスをしたイケメンが現れ、花依を助けて立ち去った。

 翌日、終業日。花依は学校で昨日のイケメンレイヤーと再会するが、なんとレイヤーは女子の「二科志麻」(沢城みゆき)だった。志麻は放課後に花依を自宅に誘ったため、男子たちも強引についていくことにした。志麻はお金持ちのお嬢様で、プラモやガレキ作りが得意で、コスプレ衣装も自分で作り、しかも売れっ子同人漫画作家でもあり、とどめで人を引き付けるさわやかな性格、という万能キャラで、花依はもうメロメロになってしまう。

 続いて、志麻は男子たちに対し、家に呼んだ見返りとして写真のモデルになるように要求し、花依と二人で理想の絡みポーズを次々と取らせる。男子たちがさすがにしり込みし始めると、花依は自ら志麻を相手にポーズの見本を見せるが、次の瞬間志麻が花依にキスをする。呆然とする花依たちに対して、志麻はふざけたのではなく本気だと言い放つ。


脚本:横手美智子 絵コンテ:石踊宏 演出:真野玲 作画監督:しんぼたくろう


感想

 評価は◎。


 いやー、めちゃくちゃ面白かった~(笑) 2・3話は個人的には微妙回だったので、「所詮は少女漫画が原作……、出オチというか面白かったのは初回だけか……、ふぅ」とか思っていたのですが、今回は初回を超える大ヒットエピソードになりました(笑)


 前半パートから飛ばしていて、コミケを知らないまま参加した男子勢が

・朝早くから参加させられ
・しかも朝七時には人がうじゃうじゃ集まっていているのに驚愕
・寒風の下、3時間も並ばされて
・あまつさえ女子向けのBL同人誌の新刊を買わされ
・帰りも人ごみに押しまくられてグロッキー状態に

 という異文化との出会いによるカルチャーショックを描く展開が大笑いでした(笑)。イケメンたちに躊躇もなくBL本を買わす花依が心底ひどい(笑)


 さらに後半がまた笑わせてもらって、

・男子たちが志麻の家に訪問しようと、まるで名前も知らないゲームか何かについて興味があるふりを装い、「もう常識だぜ」「のどが枯れるまで語り合おう」とか適当なことを言いだす場面

・志麻の膨大なコレクションを見て、花依がふなっしー化する場面

・花依が、志麻があこがれの同人漫画家だと知ってよろめきながら「抱いて……」としなだれかかる場面

・花依と志麻が、嫌がる男子四人に理想の絡みポーズを次々と要求する場面


 とか、もう腐女子大暴走話がホントに笑えました。あと、イケメン女子・志麻の声が沢城みゆきという配役も実に上手い(笑)


 これ男女が逆なら主人公は単なるゲス野郎なのですが(女子に買い物させたり写真を強要したりしたらいかんよね)、オタク女子と、その子に勝手に(?)まとわりついてきている男子たち、という構図なので爆笑ギャグに仕上がっています。2・3話のように状況次第だとノレない回もあるのですが、ハマった時の爆発力が物凄いぞ、これ(笑) イブの日にコミケとかありえないだろ、ということも、話が面白いので許す(笑) 

 いやー、今回はサイコーだったわ(笑)


私がモテてどうすんだ(1) (別冊フレンドコミックス)