【映画】感想:映画「グエムル 漢江(ハンガン)の怪物」(2006年:韓国)

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放送 CS。2020年5月23日(土)

【※以下ネタバレ】
 

ソウル市内を流れる河に怪物が出現!韓国の奇才ポン・ジュノ監督が、怪物に娘をさらわれた一家の闘いを描くモンスター・アクション。

 

あらすじ

 2000年。在韓米軍基地の軍医が、猛毒ホルムアルデビドを、ソウルを流れる大河・漢江(ハンガン)に処理もせずに垂れ流しにした。


 2006年。漢江の河川敷では、パク・カンドゥが父親ヒボンとともに小さな売店を営んでいた。ある日、彼らの前に四つ足の巨大な怪物が現れ、川の周囲にいた人間を食い殺すと、カンドゥの一人娘・ヒョンソを捕まえて、そのまま水中に消えてしまう。

 ヒョンソの死に、カンドゥの弟ナミル・妹ナムジュも駆け付け悲しみに暮れるが、政府は怪物が危険なウイルスを保有していると言って、パク一家たちも含めた怪物に遭遇した人間たちを施設に隔離してしまう。ところがカンドゥの携帯電話に死んだはずのヒョンソから電話が入り、下水溝のような場所でまだ生きていると伝えてくる。

 カンドゥは医師たちにヒヨンソ生存を伝え救出するように頼むが、医師たちはカンドゥの頭がおかしいと言って取り合おうともしない。パク一家は施設を脱走すると、必死に下水を調査して回るがヒョンソは見つからない。やがて一家は怪物に襲われ、ヒボンは死に、カンドゥは軍に捕まり、ナミルとナムジュだけが逃走に成功する。

 ヒョンソが捕まってる下水溝に、孤児のセジュも運ばれてくる。ヒョンソはなんとかロープを作り脱出しようとする。

 ナミルは携帯電話会社に勤務している先輩の力を借り、ヒョンソが電話してきた場所がウォニョ大橋の側だと突き止める。ナミルは先輩の裏切りで警察に捕まりそうになるが、妹ナミルに電話でメッセージを送る。ナミルはそれを見て橋の近くを探すが、突進してきた怪物に跳ね飛ばされる。カンドゥはナミルからの連絡を受け、施設を脱走すると、橋に向かい、ようやく探していた下水溝を見つけるが、ヒョンソはいなかった。

 やがて怪物は表に飛び出すが、そこに丁度米軍がウイルスを死滅させるという化学薬品エージェント・イエローを散布していた。混乱の中で、カンドゥ・ナミル・ナムジュはガソリンや火炎瓶などで怪物に立ち向かい、ついに殺すことに成功する。怪物の口の中から、ヒョンソとセジュが見つかるが、既にヒョンソは死んでいた。

 最後。カンドゥがセジュとともに売店で暮らしているシーンで〆。


感想

 評価は○。

 韓国映画ということで構えて見てしまいましたが、思ったよりは面白かった。バカでかい怪物が首都で暴れまわっているのに、軍隊は何もせず、主に立ち向かうのがただの民間人(しかも露店の店員一家)というのが意表をつかれましたが、権力に色々振り回される市民の視線云々みたいなアレもあるのかもしれません。というような面倒くさい背景はともかく、単純にアクションとして結構面白かった。

 ところで……、最初「怪物はウイルスを持っている」とか言っておいて、「結局ウイルスはありませんでした」ってなんなんですか?
 
 
 

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グエムル 漢江の怪物 THE HOST
05月23日(土)07:00


2000年。在韓米軍基地が化学物質を下水へ大量投棄。それはソウル中心部を貫く河・漢江へと流れ出す。6年後。その漢江の河底から、突如、巨大な怪物が出現。逃げ惑う人々を猛スピードで次々と餌食にしてゆく。混乱の中、河川敷で売店を営むパク一家の娘ヒョンソが怪物に連れ去られてしまい・・・。


監督
ポン・ジュノ


出演者
ソン・ガンホ
ピョン・ヒボン
ペ・ドゥナ


制作国 韓国
制作年 2006
本編時間 127分

 
 

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