【マダミス風ゲーム】ダイソー「体験ミステリーゲーム ドラゴンの卵と魔法の祭壇」レビュー:評価[△]【謎解きのネタバレは無し/どんな作品かの説明のみ】

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https://www.daiso-syuppan.com/taikenmy/
体験ミステリーゲーム
\110(税込)


物語の1人になって、ミステリーの世界を楽しみましょう。
様々な物語、様々な人生の中で、あなたは真実を見つけられるでしょうか。

https://jp.daisonet.com/products/4550480144818?srsltid=AfmBOooIWfoSVWxN7XTwpxPwaWLIB9tRQJOH9y2GhN0G4c6-qnyuuAzG
体験ミステリーゲーム(ドラゴンの卵と魔法の祭壇)
セール価格100円(税込110円)

あなたたちは、ドラゴンが住む村の見習い魔法使い。
ドラゴンが卵を産み、村の神殿でお祝いのお祭りが開かれる予定です。
長老から声がかかり、あなたたちは『ドラゴンの卵をまつる祭壇』を作ることに。
最年長のトムをリーダーに、魔法の力で作った祭壇は完成間近。
今日はみんな疲れたので、17時に神殿を出て帰ることにしました。
しかし、翌日神殿にきたみんなが見たのは、変わり果てた祭壇の姿でした。
神殿で一体何があったのでしょうか…?

 
 ダイソーが発売しているマーダーミステリー風味ゲーム「ドラゴンの卵と魔法の祭壇」を(※寂しく一人で)プレイししたので、以下体験レビューです。

 三人でプレイすべきゲームを、一人でプレイしました/せざるをえませんでした(涙) 一緒にゲームをしてくれる知り合いが欲しい(涙)


 以下は謎ときについてのネタバレは有りませんが「そもそもどんな内容物かすらも知りたくない」という人は以下は読まないでほしいです。
【※以下コンポーネントやゲーム進行についてネタバレ】


ストーリー

 魔王が使えるファンタジーの世界のお話。見習い魔法使いである少年少女三人、トム・ジャスティン・スーザンは、ドラゴンの卵を祭るための祭壇を作っていました。夕方になったので三人は作業をいったん中断し、翌日またやってきましたが、なんと祭壇は変わり果てた姿になっていました……、いったい誰が、何のためにこんなことを?

ジャンル

 アナログケームのジャンルで「マーダーミステリー(マダミス)」と呼ばれているものに近いものです。

 マダミスは「プレイヤーが推理小説・推理ドラマ的な世界の登場人物役となり、それぞれ秘密を抱えつつ、情報交換しながら事件の真相を探り、犯人を突き止める(※犯人役は自分の犯行だとバレないように隠し通す)」というゲームです。

 本作も「事件が殺人ではなく血なまぐさい要素ゼロ」という子供でも安心なところをのぞけば、方向性はほぼ同じです。

コンポーネント

 カード(サイズが 88mm×126mm)が15枚入っています。内訳は「ルール説明カード×3」「キャラクター設定カード×3」「キャラの持ち物カード×3」「情報カード×6」。

ゲームの流れ

1)プレイヤー3人は、用意されたキャラクター3人の中からそれぞれ一人を選択し、キャラカードの裏側を読む。それぞれに「あなたが犯人です」または「あなたは犯人ではありません」という重要情報の他に個人情報が書かれている。それらの情報は当然他人には明かしてはいけない。


2)「情報カード」のうち指定された3枚を公開し、事件の状況を把握する。


3)「情報カード」の残り3枚と「キャラの持ち物カード」3枚、合計6枚を伏せた状態で配置し、プレイヤー3人で相談したうえで2枚ずつ読む。得られた情報は共有してもしなくてもよい。また他人にウソをついても良い。


4)プレイヤー3人で話し合い、誰が犯人と思うかを指し示す(※犯人が三人の中にいないと思うなら上を指し示す)


5)「エンディング」用のカードのQRコードを読み込んで、「エンディング」用WEBページにアクセスする。4番の結果に対応する結末を読む。


感想

 評価は△(100円と安いなりという感じ)。

 少し前に同じ「体験ミステリーゲーム」の「ギフトサマー」を体験して、その面白さにしびれたので、
 ↓

【マダミス風ゲーム】ダイソー「体験ミステリーゲーム ギフトサマー」レビュー【謎解きのネタバレは無し/どんな作品かの説明だけ】
https://perry-r.hatenablog.com/entry/2024/12/16/222818

perry-r.hatenablog.com

 
 本作も結構期待していたのですが、感想としては正直イマイチでした。難易度が「ギフトサマー」が★4個に対し、本作は★3個という事で、やや易しくなっているということになっていますが、体感的にはゲームとしての面白さは半分以下というか、正直全然物足りませんでした。
 
 「ギフトサマー」は小出しにされる情報を少しずつ吟味しながら真相に迫っていく、というタイプで推理する面白さが有ったのですが、本作は底が浅いというかなんというか、まったく深みが無かった。所要時間30分で10歳からプレイ可能だとしても、ちょっとこれはなー、という感じ。

 中身が無さ過ぎて子供だましというかそんな印象です。「マダミスとはこんな感じです」という説明には使える、くらいのあっさりしたものでした。「ギフトサマー」は良かったのになー。ガッカリ。
 
 

制作:Anaguma
ゲームデザイン:秋山乃佑
アートワーク:クボナオ
パクチー長瀬
ふるったー

「体験ミステリーゲーム」について


プレイヤーはある物語の登場人物として、それぞれの立場で話し合い、物語の謎を解いていく、少し変わったタイプの謎解きゲームです。
他の謎解きゲームのように、物語の展開や結末を知ってしまうとこのゲームは遊べません。
「あなただけの物語」を体験出来る、独特なゲームをお楽しみください。
本作はゲーム中に二次元コードを読み込んでウェブに接続して、進行する部分があります。
読み取り可能な機器をご準備ください。

 
 
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