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第25話 刹那
■粗筋
刹那はエクシアでアレハンドロの巨大モビルアーマー「アルバトーレ」と戦いこれを撃破し、残骸の中から出現したモビルスーツをも倒して遂にアレハンドロを葬った。しかしそこに駆けつけたエーカーの新型フラッグとの決戦で相打ちになり行方不明になった。キュリオスもナドレも大破し宇宙の彼方に消えた。
4年後、統一された世界で、元ソレスタルビーイングは「ガンダムOO」を起動しようとしていた(第一期完)。
■感想
<本題>
あーあ、これが第一期の結末か・・・、ため息。
このアニメをまず点数で評価をしておきます。(5点満点で)2点。平均点以下。理由は以下に列挙します。
まず、最終話だけ見てもペース配分のまずさが目立ちます。国連軍対トレミーの戦いで3話も消費しながら、最終話に詰め込みすぎ。主役の刹那の戦いが「巨大モビルアーマー→モビルスーツ→エーカーのフラッグ」と三連戦のため何かしまりが無い。アレハンドロもエーカーも雑魚にしか思えない扱いでした。特にエーカーはポリシーを貫いて新型フラッグを待ったはずなのに、ようやく出てきたと思ったら瞬時に爆発して退場ってそりゃないでしょ!?
ラスボスのアレハンドロのキャラ立ても×。「イオリア・シュヘンベルグの計画を乗っ取った」悪キャラの様ですが、そもそもシュヘンベルグの計画が不明なので、乗っ取ったといわれてもどれくらい改変されたのかよくわからず、なんなんだ感が拭えません。また「コーナー一族の悲願」と連呼していましたが、その一族とは何で、悲願とは何なのか、が語られないため、もう視聴者としては「コイツ、なんなの?」の疑問の方が先に立ち、最終決戦に集中できませんでした。
また、2クール全体を振り返っても、使わないキャラ設定と答えの無い謎だけまき散らした甘い構成が不満で仕方有りません。
●ソレスタルビーイング(イオリア・シュヘンベルグ)の真の目的は何?
「『紛争根絶』というのは建前では?」という疑問は何時の間にか消えてしまいましたが・・・
●マリア姫様の存在価値
刹那と積極的に絡んでも居ない・・・、ドラマに必要でしたか?
●グラハム・エーカーの存在価値
刹那とライバルになると思っていたのに・・・、最終回に駆け込み的にエクシアを破壊するためだけにいたのか。改造フラッグでもっと活躍して欲しかった。
●ソーマ少尉の存在価値
可愛いしアレルヤと因縁も有るのに出番殆ど無し。最後の最後になって「彼女はXXだったなんて」とか隠し設定を持ち出されましても・・・
●スメラギさんの過去の大失敗とは何か
どこかで語ると思っていたらついに語らずとは!
●殺されたエイフマン教授は何に気が付いたのか
殺されるくらいだから重要なことなんでしょうね?
●トリニティ三兄妹の存在価値
刹那達と喧嘩して一瞬で消えるために出てきたのか。
●アリーの存在価値
ラスボスにすらなれませんでした。
●ガンダムナドレの存在価値
すごいもったいを付けてどんな凄い秘密かと思ったら、あれだけ?
●リボンズの存在価値
最後に「オレがラスボスでした」とか告白されても。
全体の構想を煮詰めないまま感性のままにシナリオを書き散らしたとしか思えないのですが、「ガンダム」ブランド作品をそんなにやっつけで作ったのでしょうかね。凄い裏設定を徐々に見せていくのか、と期待させておいて、そんな設定は何も無かったと知ったときの悲しみは・・・、あーあ。もうため息しか出ないよ。
第二期も見るでしょうが、「ガンダムSEEDデスティニー」並に最初から物凄い批判的な姿勢で見るでしょうね〜。
<雑談>
・あれ? コーラサワー君生きている?
・エーカーは仮面の男に? 笑わせてくれるわ。