感想:アニメ「ウルトラヴァイオレット:コード044(フォーティー・フォー)」第12話(最終回)


 アニメ「ウルトラヴァイオレット:コード044(フォーティー・フォー)」の感想です。

■公式サイト
http://uvcode044.jp/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。

第12話(最終回) ・・・閃光


■あらすじ

 ガルシアは苦労の末044(フォーティー・フォー)のDNA提供者を突き止めた。しかしファージウイルスの発作を繰り返し死が間近に迫る044に真実を話すことをためらう。その人物は「ウルトラヴァイオレット」と呼ばれた伝説の戦士で、今は統合省本部に捕らえられているという。それを知った044は最後の力を振り絞り統合省に乗り込む。同じ夜、ルカ達もキング救出のため統合省に潜入していた。脱出したキングはダクサス2世と相打ちになった。044はようやく捜し求めていた「母親」ウルトラヴァイオレットと対面した。そして統合省本部は機密漏洩を防ぐため自動装置により自爆した。


■感想

 11話までの展開を見てどういう結末になるか不安でしたが、意外にもウルトラ展開を駆使してかなり満足出来る形で終了しました。

 ガルシアが探していたキーワードが何故に044の刀に仕込まれていたの、とか、何と書いてあったの、という所は気になりましたし、そもそももっと根本的なところで『044は何故政府を裏切ってまでルカを助けたの?』という点は解明されずしまいだったので、やや消化不良感は否めませんが、

・洋画の主演クラスが勢ぞろいの渋い声優陣
・渋い音楽
・渋い絵

 等、最近のアニメではなかなか見られない、まるで洋画か洋物ドラマみたいな雰囲気はなかなかに堪能させてくれました。また小山力也さんのダクサス2世(常にイライラしている権力者)役の演技はもう最高の一言でした。

 前述したように話に多少ほころびが有り、隙が無いとは言えませんが、アニマックス10周年記念作品という大役は十分に果たせたのではないでしょうか。