感想：小説「ラスト・ホープ突入コマンド」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 360巻）

　小説「ラスト・ホープ突入コマンド」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 360巻）の感想です。

-------------------------------------------------

■データ（公式）
http://www.amazon.co.jp/dp/4150117098/
ラスト・ホープ突入コマンド (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-360 宇宙英雄ローダン・シリーズ 360) (文庫)
H.G.フランシス (著), H.G.エーヴェルス (著), 林啓子 (翻訳)
文庫: 269ページ
出版社: 早川書房 (2009/5/5)
ISBN-10: 4150117098
ISBN-13: 978-4150117092
発売日： 2009/5/5

-------------------------------------------------
■宇宙英雄ローダン・シリーズ[360]巻

　日本で発売されている小説では最長を誇るＳＦ「宇宙英雄ローダン･シリーズ」の一冊です。

発売　　＝ 2009年05月
サイクル＝第12サイクル「アフィリー」

-------------------------------------------------
◇７１９話　逃走ポイント、オヴァロンの惑星（Ｈ・Ｇ・フランシス）(訳者：林　啓子)
　ダントン達は、オヴァロンの惑星に免疫保持者の一部を避難させる事にした。ブルたちは月面脳ネーサンの指揮する警戒網を混乱させるため、密かに月に潜入するが？！

−＞

　非常にかったるいお話。「オヴァロンの惑星」での描写で、「男の方が上だと思い知らせる」みたいな文があるのがなんかひっかかる・・・

（Ｐ６９）
　アフィリカーは笑っただけで〜→アフィリカーには感情が無いので笑わないはず。

-------------------------------------------------
◆７２０話　ラスト・ホープ突入コマンド（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）(訳者：林　啓子)

　新アインシュタイン帝国は、グルエルフィン銀河のガンヤス人に援助を求めることにした。しかしそのために必要な長距離通信機”ダッカルカム”の資料は、かつてのテラナーの研究所惑星ラスト・ホープにしか無い。アトラン達はラール人の支配するラスト・ホープに潜入するが？！

−＞

　恐ろしく大味で中身スカスカ。ところでテラナーが「オヴァロンは生きていないだろう」という前提で話していますが、オヴァロンは不死者なんですけど・・・

-------------------------------------------------
　本巻のイラストは「依光隆」先生の過去イラストをハヤカワ・デザインが再構成したものです。

-------------------------------------------------
★おまけ

　あらすじネタバレ版はこちらへ。