感想:アニメ「機動戦士ガンダム MSイグルー −黙示録0079−」(2006年)


 アニメ「機動戦士ガンダム MSイグルー −黙示録0079−」の感想です。

■公式サイト
http://www.msigloo.net/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。


■概要

 初代ガンダムの外伝。ジオンの新兵器の評価を担当する部隊を主役として、一年戦争を描く連作集。「一年戦争秘録」の続編。

第1巻 ジャブロー上空に海原を見た(2006年4月)
第2巻 光芒の峠を越えろ(2006年6月)
第3巻 雷鳴に魂は還(かえ)る(2006年8月)

第1巻 ジャブロー上空に海原を見た

■あらすじ

 宇宙世紀0079年12月。第603技術試験隊は新兵器「モビルダイバーシステム」の評価を命じられた。モビルダイバーとは宇宙から大気圏に突入し、地上から上昇してくる宇宙艦の迎撃・破壊を目的とする兵器だった。しかしジャブロー上空での評価で、2度の出撃で成果は全く上がらず、オリヴァー中尉は3度目の評価をもって評価を打ち切る決心をする。モビルダイバーは3度目の出撃で連邦艦7隻を破壊する大戦果を上げるが、パイロットはついに帰還しなかった。

第2巻 光芒の峠を越えろ

■あらすじ

 宇宙世紀0079年12月下旬。ソロモン要塞が陥落し、連邦艦隊がア・バオア・クーに迫る中、第603技術試験隊は「駆逐モビルポッド・オッゴ」の評価を命じられる。しかしそれは評価とは名ばかりの実戦配備だった。オッゴはボールに対抗できる程度の簡易兵器に過ぎず、しかもパイロットは学徒動員の少年ばかりだった。ヨーツンヘイムは、月方面で連邦の陽動勢力と遭遇、オッゴ3機で「評価試験」を行うが、オッゴは一機も帰還しなかった。

第3巻 雷鳴に魂は還る

■あらすじ

 宇宙世紀0079年12月31日。ヨーツンヘイムはア・バオア・クーの防衛線に投入され、オッゴの母機として試作の巨大モビルアーマー「ビグ・ラング」を受け取る。しかしパイロットがいないため、オリヴァー中尉は自分で操縦して評価をするように命じられる。オリヴァーが慣れない実戦で苦しむ中、ついにア・バオア・クーは陥落し、停戦命令が発せられた。ヨーツンヘイムは最後まで戦場に残り、奇跡的に帰還したオリヴァーたちを収容すると、サイド3へ向け旅立った。


■感想

 ヴぁぁぁ〜、もう男泣き。ゲンブン(劇画家・小林源文氏のこと)調、敗北の美学、というキーワードで押しまくり。2巻以降はもう1945年のベルリン攻防戦そのまんまで、東部戦線好きなら泣けて仕方ない展開でした。いやぁ、すんばらしかった。大傑作だ。ガンダム好きかつ第二次大戦好きならもう見るしかないです。


★蛇足

 結局イグルーの意味は不明のままでした・・・