感想:アニメ(OVA)「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」第2話「赤い彗星」(2010年)


 アニメ(OVA)「機動戦士ガンダムUCユニコーン)」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]
http://www.gundam-unicorn.net/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。(放送日は今年 10/16(日))。


■概要

 同名小説(作者:福井晴敏)のアニメ化作品。初代ガンダム世界「宇宙世紀」物。映画「逆襲のシャア」の3年後を描く。


■キャスト
バナージ・リンクス内山昂輝
オードリー・バーン藤村歩
タクヤ・イレイ:下野紘
ミコット・バーチ:戸松遥
リディ・マーセナス浪川大輔
ミヒロ・オイワッケン:豊口めぐみ
マリーダ・クルス甲斐田裕子
フル・フロンタル池田秀一
アンジェロ・ザウパー柿原徹也
スベロア・ジンネマン:手塚秀彰
カーディアス・ビスト:菅生隆之
サイアム・ビスト:永井一郎
アルベルト:高木渉
フラスト・スコール:小山力也
ダグザ・マックール:東地宏樹

第2話 『episode 2 赤い彗星


■あらすじ

 「袖付き」のMS(クシャトリア)は撤退し、ユニコーンガンダムは失神したバナージと共に連邦の軍艦『ネェル・アーガマ』に回収された。そこに「袖付き」の指導者で「赤い彗星の再来」と呼ばれる『フル・フロンタル』のMS『シナンジュ』が出現し、「ラプラスの箱」を引き渡せと要求した。「ネェル・アーガマ」側はオードリーが「ミネバ・ザビ」だと見抜き、人質として利用しようとするが、フロンタルはあっさり無視する。バナージはユニコーンで出撃するが、「袖付き」に捕まってしまった。

 バナージは「袖付き」の拠点である小惑星に連行される。一方、「ネェル・アーガマ」側はユニコーンガンダムを回収するため、小惑星に奇襲をかけようとしていた。


■感想

 フル・フロンタル様とかシナンジュとかの描写で笑ってしまった。フロンタルの声が池田秀一というところから始まって、「見せてもらおう」的台詞とか、「信じられない、三倍のスピードで接近してくる」的叫びとか、赤いMSがガンダムの腹を足で蹴り込むシーンとか、もう初代ガンダムへのオマージュというより、ガンダムオタクを笑わせるためにやっている、としか思えないですな。

 あとはネオジオンモビルスーツが進化のし過ぎ。まあ「逆襲のシャア」の後なのだから、その頃のMSよりまだ強そうに見えないといけないのは解りますが、クシャトリアもシナンジュも装飾過多で、もはや怪獣ですよ。突然「ギャース」とか叫びだしても驚かない外見です。クシャトリアは”地球を滅ぼす破壊神”とかでウルトラシリーズに出たほうが良さそうなたたずまいです。

 まっ、お話自体はみっちりこってりの充実度で、1時間見た後はグッタリしてしまうようなパワフルさ。第3話も続けてみようかと思いましたが、ちょっと無理でした。という事で内容自体は大満足でございます。