感想:アニメ「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」第13話(最終回)「さよなら絶望学園」


 アニメ「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」(全13話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「ダンガンロンパ」公式サイト
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/danganronpa/

■原作ゲームサイト
http://www.danganronpa.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第13話(最終回) 『#13 さよなら絶望学園』


■あらすじ

 黒幕・江ノ島盾子は、学園の外の世界が既に1年前にある事件で破滅しているという恐ろしい事実を明らかにする。実は誠たちは全員『2年前』に希望ヶ峰学園に入学し、以降共に過ごしたクラスメートだった。そして1年前に発生した世界の破滅をうけ、学園長は生き延びるため学園を閉鎖しシェルター化した。ところが生徒たちの中に「超高校級の絶望」江ノ島盾子&戦刃むくろ姉妹がおり、二人は学園長を殺し生徒たちの二年分の記憶を奪うと、殺人ゲームを始めたのだった。

 江ノ島盾子は、自分が死ねば外部の汚染から学園を守っているシステムが停止すると脅し、生徒たちに誠を犠牲にしてこの学園内で一生を過ごすようにそそのかす。生徒たちは動揺し盾子に屈しかけるものの、誠の言葉で希望を取り戻し、一致して江ノ島盾子を有罪にした。江ノ島盾子は究極の絶望を望み、自らオシオキを受けて死んだ。誠たちは盾子が残した鍵を使い、外への扉を開いて学園を出て行った。

 一方学園内では何故かモノクマがまだ生きていて「ウププ〜」とかつぶやいていた。終わり。


■感想

 こらこらこら、世界が破滅しているなら「学園内のテレビ中継」は誰に向けて放送しているんですか?

 まあ数々の手がかりから「外は既に滅んでいる」云々は明示されていましたので特に驚くことは無かったのですが、破滅の理由はあいまいにごまかすし、二年分の記憶を奪うとか都合の良い設定を持ち出すし、なんかこの物語世界を成り立たせるための強引な設定の連発にイマイチ納得しかねるものが…

 まあそこそこは面白かったし、多分普通に作ったら2クールは必要な内容を13話に圧縮した技量を認めることはやぶさかではないわけですが…、なんか「設定のための設定」の嵐で、犯人を突き止めても「世界の破滅」云々については解き明かされないままだったし、どうもすっきりしなかった。ということで、もう一つ満足しきれないまま終わってしまいましたねぇ。残念。