感想:少女漫画誌「プリンセスGOLD(ゴールド)2014年4月号」(2014年3月15日発売)


 発売日:2014年3月15日(毎月16日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

秋田書店プリンセスゴールド
http://www.akitashoten.co.jp/princessgold

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突撃!! アニメ調査官 三枝陽子

 国の役人さん(メガネ美人)が、クールジャパン関係でアニメ業界を調査するため、アニメスタジオで働くものの、アニメーターたちの非常識な生態に驚かされっぱなし、というコメディ。地味に人気が有るのか、今月はなんと二本立てです!

 1話目。スタジオの人間は全員夜中に不審者として職務質問されたことがある。職場近くのコンビには夜中の四時に大盛況。おまわりさんからは「あんなヤクザな業界に勤めるなんて……」とか言われてしまう。

 2話目。若手アニメーターがあまりにも貧しい弁当を食べているので聞いてみたら、アニメーター学校で講師に「一年目は食えないから貯金してから仕事を始めろ」と忠告されたとか。実際一ヶ月の手取りが10万円以下なので、今は貯金を取り崩して生活中だそうです。でも食費は削っても好きな同人誌には何千円もホイホイ使っているのだった。

 というように、「なんで少女漫画雑誌にこんなリアル業界漫画が載っているのか……」と思わせる内容です。面白いよね。



アリーズZERO〜星の神話〜 冬木るりか
>ハデスの心にはデメテルがいる。わかっていながら冥府に嫁いだベルセフォネー。そんな彼女を側で見ていたハデスは…!?


 最終回。ベルセフォネーがハデスのところにお嫁に来ました。そのあと里帰りしたら、デメテルがヘラの呪いで病気になっていたので薬になる果物を取りに行き、ピンチになったところにハデスが追いかけてきて、めでたしめでたし。そして、その後数千年経って「アリーズ」の序盤に繋がっておしまい。


 実にたまにしか載らないので連載かどうかも解らないような漫画でしたが、とうとうラスト。なんと「アリーズ」の頭につながってしまいました。ウン十年前の連載(の前の読みきりバージョン)を思い出して、もう感慨深いというか何と言うか

 なんとなくだけど、 冬木るりか先生はこれでプリンセスを卒業して、あとはハーレクインに専念する気がする……



花に嵐!〜霊感舞妓・鈴花事件帖〜 竹内未来
>京都・花街に舞妓を狙う脅迫事件発生…!?
>鈴花の幼なじみでもある人気舞妓・月蝶に脅迫状が届く。犯人探しに乗り出す鈴花だったが…!?


 去年の8月号に載った読みきりが戻ってまいりました。しかし前後編にするほどの面白さは感じず、です。前の西部劇連載よりはマシですけど。


 この方も最近はハーレクイン的なあれ系ロマンスものを描いているらしい……
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