雑談:引用:線文字Bが使用されなくなったわけが良く解りました


 私、「線文字B」とかああいう古代文字の解読話が好きなので、ウィキペディアのそれ系の話題を延々読んでいたりするのですが、その際に文字の種類で「音節文字/音素文字」の違いが良く解らないので良い説明を探していたら以下のサイトを見つけました。

http://yubais.net/doc/old/6.html
>日本語が文法的に孤立した言語であることは有名だが、日本語の「文字」のほうもなかなか独特な性格を持っている。ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベット・数字といった古今東西の文字を縦横無尽に使い分けることはもとより、日本固有の文字である「ひらがな」自体が世界的にも珍しい「音節文字」である。

 ここは文字の種類とかの説明が上手くて、もう完全に腑に落ちましたね。


 また、古代文字の説明では「母音を表示しなかった」とかいう説明が頻繁にあり、『なんでやねん!?』と突っ込んでいたのですが……

>ちょっと信じられない話だが、古代文字のほとんどは子音だけで書いていた。2chで「ktkr」とか「ggrks」とか言うのと一緒である。

 いやもう完璧に納得した。紀元前数千年頃の人も現代人と大差なかったんだなと親近感を覚えましたわ。


 そして

>「線文字B」から「ギリシャ文字」へ変遷したのは紀元前1000年頃だと考えられている。この時代のギリシャはいわば「神話」から「歴史」への転換期で、その記録はほとんど残っていないが。が、知性に定評のあるギリシャ人たちが「お前らアルファベット使えよ、捗るぞ」「うはwwこれならホメロス叙事詩とか書けるんじゃねww」「線文字B使ってるやつは情弱」「バルバロイ(非ギリシア人)にありがちなこと」とかいう議論をアクロポリスで繰り広げていたことは想像に難くない。

 そりゃ使われなくなるのも当然ですわね。今まで「それまで使っていた文字を放棄して、全然別の文字体系に移行するってどんな事態なんだ……」とか思っていたのですが、良く解ったです。