感想:アニメ「月刊少女 野崎くん」第12話(最終回)「最終号 この気持ちが恋じゃないなら、きっと世界に恋はない。」


 アニメ「月刊少女 野崎くん」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「月刊少女 野崎くん」公式サイト
http://www.nozakikun.tv/index.html

■原作 月刊少女野崎くん - 漫画 - ガンガンONLINE | SQUARE ENIX
http://www.ganganonline.com/comic/nozaki/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第12話(最終回) 『最終号 この気持ちが恋じゃないなら、きっと世界に恋はない。』


■あらすじ

・前半

 佐倉は冷蔵庫の奥から、バレンタインに野崎に渡すはずだったチョコを見つけ、当時の事を思い出す。野崎に渡そうにも野崎が校舎中を駆け回るので追いつくことすら出来ず、野崎はというと漫画の参考にするために学校中を駆け回っていた。鹿島は堀先輩が手作りチョコを嫌がるので「コンビニ売りチョコそっくりに作った手作りチョコ」を渡した話を披露する。


・後半

 佐倉は結月&鹿島と夏祭りに出かける。丁度そこには野崎&若松も来ていたが、若松は鹿島を結月の彼氏と勘違いし、「彼氏にヤキモチを焼いて欲しくて、わざとオレにちょっかいをかけているのか……」とか妄想して哀れさに泣き崩れる。(佐倉の回想。入学式の日に遅刻して野崎に助けてもらって云々という甘酸っぱいお話が挿入されます)。佐倉は野崎と一緒に花火を見ていて、ついうっかり「好き」だといってしまうが、野崎から「俺も好きだよ……、花火が」とか返事されておしまい。


■感想

 野崎の「リボンのガラが違うけどもしかして佐倉?」「どこで認識してるのさっ」とか最後までおかしかった。



■総括

 いやはや、予想外の当たりでしたよ。原作者(椿いづみ)は少女漫画雑誌「花とゆめ」でも長期連載をしているのですが、そちらは全く趣味に合わないので、こっちもまるで期待していなかったし、さらにガンガン系の漫画をほぼ面白いと思ったことがないし(例外はハガレンくらい)、あまつさえ放送前の公式サイトの絵づらが「ハンサムをずらっと揃えて」だったので、ハッキリ言いまして「ホモくさい系の乙女向けアニメ」だと思ってました。本気で。


 それでも、『一回目くらいはご祝儀代わりに見てやるかぁ』と試してみたら、あら不思議。いきなり野崎と佐倉のボケツッコミが面白くて一発で気に入ってしまいました。いやー、あの花ゆめ連載漫画はあんなにつまらんのに、こっちはこんなに面白いなんて。野崎のボケとか、鹿島&堀のドツキ漫才とか、残念美少女結月の奇行とか、何から何まで面白くて、結局この夏トップクラスの出来でフィニッシュしました。全く期待していなかっただけに嬉しいアタリでしたよん。