感想:アニメ「わかば*ガール」総括(全13話)


 アニメ「わかば*ガール」(全13話)の感想です。
(※以下、ネタバレにご注意ください)

■アニメ「わかば*ガール」公式サイト
http://wakabagirl.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です(AT-Xが最速放送)(※10分枠アニメ)。



 「きんいろモザイク」シリーズで有名になった原悠衣の漫画のアニメ化。


 10分枠アニメということで、「きんモザ」並みのクオリティは期待していなかったものの、実際きんモザの様な「美少女キャッキャウフフ」アニメでは無く、どちらかというと「学園コメディ」要素の方が強い作品でした。


 しかし、そう割り切ると、これはこれで面白く、若葉がお金持ちのお嬢様ゆえのボケを連発するという展開は予想の範疇でしたが、クラスメートの眼鏡っ子の直が予想外に面白キャラで楽しませてもらいました。一見クールキャラの直が、実は濃い目のBLゲームを持ち歩く腐女子だとか、意外にプレッシャーに弱くて、すぐおろおろしてしまうのが愉快痛快。若葉がミスコンに出る回では、若葉本人は落ち着いているのに、応援する直の方が「落ち着けーぇぇぇ、大丈夫だぁぁぁ、お前ならやれるぅぅぅ」とか完全に上がっているシーンとかケッサクでした。


 花田十輝シナリオという事で不安がいっぱいでしたが、終わってみれば上手くまとめてありました。花田氏も超大作担当とかでなければまだまだ大丈夫ということかな。


 また、直の声が村川梨衣というのには驚いた。この人は「のんのんびより」シリーズでは蛍、「えとたま」ではにゃ〜たん、を演じているのですが、三作品どれをとっても全く共通点がないというか、「これが同じ人の声?」と信じられない思いです。


 10分三本勝負の「ウルトラスーパーアニメタイム」の一員としては十分な出来でした。