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放送 BS11
【※以下ネタバレ】
東京上野にある芸能事務所、ホルベイン芸能株式会社に就職した美大出身の新卒1年目・石本美希。
美大受験から美大生時代まで散々石膏デッサンをさせられてきた石本美希は石膏像に嫌気が差し、石膏像や美術とは全く関係のない仕事に就こうと決意する。こうして芸能業界へと飛び込んだ石本美希であったが、入社初日からいきなり新人アイドルユニットの担当マネージャーに抜擢される。
そのアイドルのユニット名は――『石膏ボーイズ』!
石膏ボーイズとは“軍人で聖人”の『聖ジョルジョ』、“元祖セレブリティ”の『メディチ』、“美肌のマルチタレント”の『ヘルメス』、“愛に一途な軍神”の『マルス』、歴史上の偉人や神といった個性的でイケメン揃いのメンバー4人で活動するアイドルユニット――石膏像だけど!
http://www.at-x.com/program/detail/6949
第1話 『#01 私の芸術的人生の7年間を要約する実現的萬意』
■あらすじ
「石本美希」は、美大出身にもかかわらず、全く畑違いの「ホルベイン芸能株式会社」に就職する。美希は中学時代からひたすら石膏を対象にしたデッサンに明け暮れていたが、大学で才能の無さを思い知らされ、石膏像は見るのもイヤになり、美術関係とは一切縁を切ったのだった。そして、考えた末「芸術」とは「芸能界で人の心を動かす事」と思い至り、芸能事務所に就職したという訳だった。美希は熱意を買われ、早速新人アイドルグループのマネージャーを任されるが、そのグループ「石膏ボーイズ」のメンバーは全員石膏像だった。
■感想
◆バカコメディ
ウルトラスーパーアニメタイムの1月からの新作です。「石膏像4個がアイドルグループとして活躍する」云々と聞いていたので、メチャクチャシュールなコントみたいな作品だと思っていたんですよね。例えば、『だんまりの石膏像が4個置いてある。その周りにいる人間たちが、その石膏像が売れっ子芸能人であるかのように取り扱う』といった超現実的ギャグかと。とか予想していたら、全然違っていた(笑)
主人公の美希が初回からいきなりハイテンションで、回想シーンで「来る日も来る日も、デッサン、デッサン、デッサン! 石膏、石膏、石膏ォォォォォォッ!」とか叫ぶし、大学の教授たちの悪口にキレて画材一切をごみ収集者に遠投で放り込むし、もう予想していたイメージとまるで違うのwww とにかくハイテンション系のコメディなのであります。
◆芸能界版「SHIROBAKO」?
大学を出たばかりの初々しい新人女性主人公が、就職先で凄い仕事を任されて揉まれる……、おっと、これは「SHIROBAKO」みたいじゃないですか?(笑) しかも脚本も「SHIROBAKO」と同じ「横手美智子」先生ですよ? 「働く女の子」というテーマは同じですが、真反対のボールを投げ込んできました。
◆「おそ松さん」に続け?
ところで、石膏像四人?の声優が豪華で、なんと「杉田智和、立花慎之介、福山潤、小野大輔」というドリームチーム。あとオッサンマネージャー役で櫻井孝宏。『お笑いアニメ、人気男性声優によるユニット、しかしキャラ自体は美形でもなんでもない』という点が、三ヶ月先行していて腐った女子に大人気の「おそ松さん」と被りまくり。こらぁ、腐女子がおそ松に群がったみたく、今度は石膏像同士のカプを考え始めてツイッターとかで叫びまくるのか?(笑) 今からワクワクしますね。
◆これは見ないと
初回がいきなり面白かったし、なんと言ってもシリーズ構成/脚本が横手美智子先生という時点で、品質は鉄板・100パーセント保障済み、でしょう。これは今後も注目だぜ!
キャスト情報
聖ジョルジョ 杉田智和
メディチ 立花慎之介
ヘルメス 福山潤
マルス 小野大輔
石本美希 古城門志帆
花屋敷ミラ 牧野由依
堀部半蔵 黒田崇矢
山下絹枝 前田玲奈
柳沢宏典 櫻井孝宏
ほか
スタッフ情報
http://sekkoboys.com/cast-staff
監督 宅野誠起
助監督 臼井文明
シリーズ構成 横手美智子
脚本 横手美智子 池田臨太郎
キャラクターデザイン&総作画監督 伊藤依織子
美術デザイン 泉寛
美術監督 徳田俊之
CGディレクター 五来聖文
色彩設計 池田ひとみ
撮影監督 林翔子
編集 廣瀬清志
音響監督 鶴岡陽太
アニメーション制作 ライデンフィルム
製作 石膏ボーイズ製作委員会