感想:アニメ「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」第6話「スプリングラフィ」


TVアニメ『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』OP主題歌「虹を編めたら」

関連サイト→アニメ『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』公式サイト http://haruchika-anime.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第6話 『#06 スプリングラフィ』

■あらすじ

 春休み。チカは制服採寸などにやって来る新入生を待ち構えて吹奏楽部に勧誘していたが、どうにも成果は上がらない。またチカは何者かが早朝、自分の朝練の前に何度も音楽室に入り込んでいる事に気が付いていたが、その相手の正体も目的も分からず不思議がっていた。

 一方、ハルタは、屋上でマレンや美代子とアンサンブルの即興練習をしていると、その演奏にクラリネットが加わるようになった事に気が付いていた。ほどなく、その相手は一年生の「芹澤直子」(瀬戸麻沙美)だと判明する。直子は市内屈指の名家の出で、さらにプロの音楽家志望で、吹奏楽部は彼女の目からするとお遊び程度にしか見えないらしい。ところが彼女は昨年からクラスメートと話があわなくなって孤立した上に、成績もトップクラスだったのが急降下し、学校も休みがちになったらしかった。

 チカは、何故か音楽室にやってきた直子を捕まえて強引に知りあいになる。直子は周囲には隠していたが、昨年から突発性難聴を患ってしまい、そのために会話が困難になっていた。また音楽室で大事な何かを落としてしまい、人に見つからないように早朝やって来ては必死で探していたのだった。ハルタは直子が落としたものが「補聴器」だと見抜き探し出していたが、既に誰かに踏まれて壊れてしまっており、それを見た直子は失神する。

 ハルタとチカは目覚めた直子に、吹奏楽部に参加するように頼むがやんわりと断られる。また今年は部員を30人まで集めてまず小編成のB部門に参加して力をつけ、次の年にA部門を狙うようにアドバイスされる。最初直子が音楽室に入ったのは、ドラムをやっている幼なじみのためだったが、彼女は詳しく語ろうとはしなかった。

脚本 : 橋本昌和

■感想

 前回「エレファンツ・ブレス」がとんでもないヘビーなオチでどんよりしていましたが、今回は一転軽い謎解きで一安心。まあ青春推理物だから、この程度の内容の方が良いですね。しかし一話完結では無く今後につながるストーリーだというのが気を持たせます。

 ところで、劇中で直子が壊れた補聴器を見て失神しますが、理由が分かりますか? 実は補聴器は「小さいくせにメチャクチャ高価な機械だから」なんですね。爪の先程度の大きさでも、例えばこの商品→http://www.rionet.jp/product/theme/fashionable/index.html だと「一個:31万円」もするんですね。学生にはちょっと重すぎる金額です。そりゃ血の気も引くわさ。

 それにしても、このアニメ、登場する女の子キャラのデザインが全員ストライクゾーンなのがたまらんです。