感想:小説「ベッチデ人とハンター」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 509巻)(2015年11月20日(金)発売)


http://www.amazon.co.jp/dp/4150120366
ベッチデ人とハンター (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-509 宇宙英雄ローダン・シリーズ 509) 文庫 2015/11/20
クルト・マール (著), 工藤 稜 (イラスト), 小津 薫 (翻訳)


反体制組織“兄弟団”の存在を知ったベッチデ人三名は、惑星ケリヤンに降りたったが!?


補給艦《トリストム》に乗って惑星カーセルプンを出発したサーフォ・マラガン、ブレザー・ファドン、スカウティのベッチデ人三名は、艦内で“兄弟団"という名の組織に関する情報を得た。クランドホルの公爵や賢人のやり方に不満を持つ反体制派の集まりで、メンバーは例外なく複数スプーディ保持者らしい。かれらに接触すれば自分たちの目標に近づけると考えた三名は、兄弟団の拠点があるという惑星ケリヤンをめざすが!?


発売日 = 2015年11月20日(金)
サイクル= 第16サイクル「宇宙ハンザ」


【※以下ネタバレ】


内容

◇1017話 兄弟団を探して(クルト・マール)(訳者:小津 薫)

 ベッチデ人三人は、宇宙船で惑星カーセルプンを離れるが、直後に反体制組織『兄弟団』の事を知り!?

 ベッチデ人は《ソル》を見つけた後、何故旅をしているのか解らない……、一応公爵に面会して《ソル》の話を聞く、とかいう理由が付けられていますが、公爵がそんなことを知っているはずも無いと思うし、おかげで三人の冒険にも何の意味も見出せません。



◆1018話 ベッチデ人とハンター(クルト・マール)(訳者:小津 薫)

 ベッチデ人は兄弟団の拠点を求めて旅を続けるが!?

 引き続きベッチデ人たちの冒険談。退屈すぎて寝そうだった。



 前半・後半とも、これがローダン物語にどんな意味があるのか、と思うと読んでいて虚しかった……


表紙絵

 メインはフードをかぶったサーフォ・マラガン。その右手の青い巨大ネズミ的な物がプロドハイマー=フェンケン種族。左手がアイ人。背景のライオンがクラン人。


あとがきにかえて

 担当は「小津薫」氏。全1ページ。ドイツに住んでいたときの、車が道端に滑落したときの話。


次巻予告

 次巻は510巻「兄弟団の謀略」(ハンス・クナイフェル&ウィリアム・フォルツ)(2015年12月8日(火)発売予定)。


おまけ

 あらすじネタバレ版はこちらへ。

ペリー・ローダンへの道
http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm