金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ http://www.ntv.co.jp/kinro/index.html
放送 日本テレビ系 2018年9月7日(金)
【※以下ネタバレ】
愛する娘のために、パパは戦う!
身長わずか1.5㎝のヒーロー!!
あらすじ
窃盗罪で服役していたスコット・ラングは、三年の刑期を終えてようやく出所した。スコットが犯した罪は悪徳企業がため込んだ金を盗み出したという一種の義賊行為だったが、罪に変わりはなく、前科者のスコットに世間の風は冷たかった。ようやく仕事を見つけても前科を理由にすぐにクビにされ、娘のキャシーに会うため離婚した妻の家を訪問しても、まず養育費を払えと追い出される有様だった。
切羽詰まったスコットは、昔のドロボウ仲間のルイスたちと手を組み、お宝が有るという噂の屋敷に忍び込むが、巨大金庫の中に有ったのはフルフェイスのヘルメットとスーツという奇妙なセットだけだった。スコットはやむなくスーツを盗んでくるが、そのスーツを着ると体が1センチほどに縮んでしまい、しかも誰かがテストをすると呼びかけてくる。
元のサイズに戻ったスコットは慌ててスーツを屋敷に戻しに行くが、待ち構えていた警察に逮捕される。直後弁護士と名乗って屋敷の主であるハンク・ピム博士が訪ねてきた。スコットはピム博士の手引きで脱獄し、博士の屋敷に連れていかれる。
ピム博士は、かつて「ピム粒子」という物質を縮小する粒子を発見し、粒子の力で人間を縮小するスーツを使って平和のために戦っていた。しかし、その後粒子の悪用を恐れて全ての技術を封印し引退していた。ところが彼の助手だったダレン・クロスが、ついにピム粒子を再発見し、新型スーツ「イエロージャケット」を開発してしまった。クロスはそれを軍事兵器として売り出す腹積もりだった。
ピム博士はイエロージャケット破壊のための人材を探しており、スコットに目をつけ、スコットが博士に協力をせざるを得ないような状況に追い込んだのだった。スコットは娘キャシーのため人生のやり直しを望んでおり、ピム博士のために二代目の「アントマン」になることを決意する。
スコットはピム博士と博士の娘ホープから様々な訓練を受け、さらにルイスたちも仲間に加え、ついにイエロージャケット破壊のためにクロスの元に向かう。クロスはテロ組織ヒドラにイエロージャケットを売ろうとしており、しかもアントマンがやってくることを予期して準備万端で待ち構えていた。
スコットたちはなんとか危機を突破するものの、クロスは自らイエロージャケットを着こみ、スコットを探してキャシーの家を襲撃する。スコットはクロスを倒すため、限界を超えてスーツを縮小させイエロージャケットを内部から破壊し、クロスはスーツごと小さくなって消えてしまった。しかしスコットもまたスーツを縮小しすぎて元に戻れなくなる。しかしとっさの機転で危機を脱し、なんとか元のサイズに戻る。
事件後。スコットは元妻や娘と和やかな雰囲気になっていた。最後、ピム博士がホープに開発中だった新しいスーツを見せるシーンで〆。
感想
評価は○。
いやー、面白かった。マーベルのヒーロー物は数が多い割にスカッと楽しめる作品が少ないのですが、これはアタリでした。
他作品のような、宇宙人の侵略がどうとかテロ組織がどうとかいう、重苦しいしち知面倒くさい設定は無く、基本は「元泥棒が技術を生かして軍事兵器を盗み出してくる」という義賊映画。ハッキングやら何やらが得意な仲間たちと連携したり、スパイとして入り込んでいる美人が色々したり、と、まさしく泥棒系映画でしたね。
そこに味付けとして体を縮小できるビックリスーツを絡めている訳ですが、スーツ単体でなく、様々な種類のアリたちと連携して仕事をする、というアイデアが大正解で、アリにまたがって空を飛んで行ったり、無数のアリに電子機器を破壊させたり、といったシーンがめちゃくちゃ面白かった。
最後の悪のスーツ・イエロージャケットとのバトルも、縮小したり元のサイズに戻ったりと目まぐるしい動きが今までに見たことのないイメージで斬新でしたし、壮絶なバトルが「子供部屋の中でごく一部で行われているだけ」というシュールさもまたいとおかしでした。
ということで、気楽に楽しめて後味もいい、すんごいアタリ映画でしたよ。大満足。
https://kinro.jointv.jp/lineup/20180907
2018.9.7 よる9時~10時54分放送
アントマン
ココがみどころ!!
8月31日シリーズ最新作「アントマン&ワスプ」が公開!
仕事も家族も失ったダメダメなパパが身長1.5cmの極小ヒーローになって大活躍するアドベンチャー大作の1作目が地上波初放送。主人公は、バツイチ・無職・前科もちで妻に逃げられた人生がけっぷち男・スコット。ある日、着るだけで体がアリのように小さくなってしまうスーパースーツを手に入れたスコットは、そのスーツを開発した科学者・ピムから“アントマン”としてある陰謀を食い止めるよう言い渡されるのだが…。VFXを駆使したアクションアドベンチャーでありながら、愛する娘の“ヒーロー”になるため、命がけで戦う家族の物語。
ストーリー
盗みに入った豪邸で奇妙なスーツを手に入れた男が
小さな体で巨大な陰謀に立ち向かう!!
前科持ちで無職でバツイチ。養育費が払えないため愛する娘にも会えなくなってしまったスコット(ポール・ラッド)。彼はかつての窃盗団仲間に誘われてある豪邸に忍び込むが、盗み出せたのは古びたスーツのみ。仕方なく帰宅したスコットが興味本位でスーツを着てみると、突然身長が1.5cmに縮小!! 散々な目に遭った挙句、なんとか元のサイズに戻ったスコットはスーツを豪邸に返しに行くが、その場で警官につかまってしまう。
留置場に入れられたスコットを救出したのは、豪邸の主でスーツの開発者でもあるピム博士(マイケル・ダグラス)。物体のサイズを変えることができる“ピム粒子”を発見したピム博士は、かつて“アントマン”として平和を守るために活躍していた。しかし、ある事件をきっかけに“アントマン”を引退。“ピム粒子”も封印されたはずだったが、元助手のダレン(コリー・ストール)が“ピム粒子”を軍事目的に悪用しようと暗躍していたのだ。スコットの能力を試していたピムは、ダレンを止めるため“アントマン”を継ぐようスコットに依頼。愛する娘の“ヒーロー”になるため協力することにしたスコットは、ピム博士の娘・ホープ(エヴァンジェリン・リリー)から“アントマン”になるための訓練を受けることに。そして訓練を終えたスコットはある任務に行くことになるのだが…!!
キャスト/スタッフ
出演
<スコット・ラング/アントマン> ポール・ラッド(木内秀信)
<ホープ・ヴァン・ダイン> エヴァンジェリン・リリー(内田有紀)
<ダレン・クロス> コリー・ストール(大川透)
<パクストン> ボビー・カナヴェイル(加藤亮夫)
<ルイス> マイケル・ペーニャ(小杉竜一・ブラックマヨネーズ)
<デイヴ> ティップ・“T.I.”・ハリス(伊藤健太郎)
<ゲイル> ウッド・ハリス(山岸治雄)
<マギー> ジュディ・グリー(山崎美貴)
<カート> デイヴィッド・ダストマルチャン(松本忍)
<ハンク・ピム> マイケル・ダグラス(御友公喜)
スタッフ
<監督> ペイトン・リード
<脚本> エドガー・ライト&ジョー・コーニッシュ AND アダム・マッケイ&ポール・ラッド
<原作> エドガー・ライト&ジョー・コーニッシュ
<製作> ケヴィン・ファイギ, p.g.a.
<製作総指揮> ルイス・デスポジート アラン・ファイン ビクトリア・アロンソ マイケル・グリロ スタン・リー エドガー・ライト
<音楽> クリストファー・ベック