【SF小説】感想「ブラック・スターロード」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 721巻)(2024年9月19日発売)

ブラック・スターロード (ハヤカワ文庫SF)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150124566
ブラック・スターロード (ハヤカワ文庫SF) 文庫 2024/9/19
アルント・エルマー (著), クルト・マール (著), 田中 順子 (翻訳)
出版社:早川書房 (2024/9/19)
発売日:2024/9/19
文庫:272ページ

【※以下ネタバレ】
 

ティフラーは、ブラックホールを通じて天の川銀河に到達する「ブラック・スターロード」計画を実行するため船団を率い出発した


ジュリアン・ティフラーひきいる“ペルセウス”、“カシオペア”、“バルバロッサ”の三隻はシラグサ・ブラックホールに突入した。ブラックホール内の“スターロード”を通り、封鎖されている銀河系内に侵入するのがその目的だ。三隻は事象の地平線の下にある微小宇宙への侵入に成功し、制御ステーションを発見するや、イホ・トロトが取得したパルスシーケンスを送信するが…はたして“スターロード”は使用可能なのか?

 

あらすじ

◇1441話 ブラック・スターロード(アルント・エルマー)(訳者:田中 順子(初))

 ティフラーたちはカンタロの輸送システム「ブラック・スターロード」を使用して銀河系に進出するため、宇宙船三隻でシラグサ・ブラックホールへと突入した。ところが船団は何故か未知の銀河「ネイスクール銀河」に到着してしまい、しかもスターロードを管理する種族「アイスクロウ」は、局部銀河群にはスターロードは接続されていないと説明し、ティフラーたちを困惑させる。結局ティフラーたちは、アイスクロウより上位の管理者種族「ヴァアスレ人」の元へと向かうことになった。(時期:~NGZ1144年3月31日)

※初出キーワード=アイスクロウ種族。ヴァアスレ人。ネイスクール銀河(NGC7331)。モイシュ・ブラックホール。ネイスカム(ネイスクール銀河の共通言語)。


◇1442話 スターゲートの管理者(クルト・マール)(訳者:田中 順子)

 ティフラーたちは、ヴァアスレ人の元に向かうものの新情報は得られず、さらに「クテネクサー人」「ギムトラ種族」などの間をたらいまわしにされる。業を煮やしたティフラーは強硬手段に打って出て、ようやくスターロードを創設した種族「アノレー」とのコンタクトに成功するが、アノレーはティフラーたちを分派種族「カンタルイ」と誤解し警戒していたことが判明した。アノレーはティフラーたちに事情を説明するための旅を提案し、ティフラーたちも了承した。(時期:不明:NGZ1144年4月頃)

※初出キーワード=クテネクサー人。ギムトラ種族。アノリー/アノレー種族。カンタルイ。


あとがきにかえて

田中 順子氏
・ローダン翻訳チーム参加のあいさつ

感想

・前半エピソード「ブラック・スターロード」 原タイトル:SCHWARZE STERNENSTRAsEN(意訳:ブラック・スターロード)

 ティフラーたちがブラックホール輸送システム「ブラック・スターロード」を使い銀河系進出を目指すが……、という話。

 おそろしくかったるいエピソードで、とにかく睡魔に襲われまくりでした。ここまでだるい話も久々です。それにしてもブラック・スターロードを使うと一回の移動で何百年経過するかわからないという怪しいものなのに、よく理由しようという気になりますね……


・後半エピソード「スターゲートの管理者」 原タイトル:DIE GRAUEN EMINENZEN(意訳:黒幕たち)

 ティフラーたちはネイスクール銀河に到着するものの事態は全く進展せず……、という話。

 前回に続いてこれがまただらだらしたイマイチエピソードで、マールどうしたの?という感じでした。一応最後にカンタロの事らしい「カンタルイ」云々というオチがついたので何とかなりましたけど、引き延ばしがひどい感じ。

 本作の原題は直訳すると「灰色の枢機卿」ですが、これで「黒幕/参謀」という意味があるそうです。へー?


・あとがきにかえて

 翻訳チームに田中順子氏が新加入されました。今年は新メンバー参加が多いですね。まあ去年から今年にかけて何年も仕事をしていたベテランたちが次から次から抜けてますから、ハヤカワ編集部もてこ入れに必死なのでしょうね……
 
 
 

700巻~750巻(「カンタロ」サイクル)の他の巻の内容・感想は以下へどうぞ

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