【映画】感想:映画「ターミネーター3」(2003年:アメリカ)

ターミネーター3 [Blu-ray]

BS日テレシネマ|BS日テレ https://www.bs4.jp/cinema/
放送 BS日テレ。2025年1月12日(日)

www.bs4.jp
【※以下ネタバレ】
 

核兵器管理システムのスカイネットが自らの意志を持ち、人類を「敵」と認識、一瞬のうちに30億もの生命が失われた1997年8月29日――。マシーンと人類のあいだに戦争が始まったその日を、のちに生き残った人々は「審判の日」と呼んだ。だが歴史は塗り替えられた。未来を自分の力で変えられるはずだと信じたサラ・コナーと、生まれる前から人類の抵抗軍のリーダーとなる宿命を負った息子ジョンによって―。

 

あらすじ

 かつて「核戦争後のマシーンとの戦争で人間たちを率いる指導者」として育てられたジョン・コナーは、核戦争が発生しなかった世界で日雇い労働などをしながら放浪の生活を送っていた。一方、またしても未来から二体のターミネーターが時間を超えて送り込まれてきた。

 ジョンは偶然中学時代のクラスメートだったケイト・プリュースターと再会するが、そこに女性型ターミネーターが出現しケイトを殺そうとする。しかし遅れて男性型ターミネーターが到着し、ジョンとケイトの命を救っった。

 ジョンは男性ターミネーターT-101型の言葉から、マシーンによる核攻撃「審判の日」が到来する歴史は変わっておらず、結局人間とマシーンの戦争が勃発すること、マシーンは過去でジョン以外の重要人物もまとめて抹殺するため最新ターミネーター「T-X」を送り込んだこと、ケイトも抹殺リストに載っていること、ケイトは未来にジョンの副官で妻になる人間であること、を教える。

 ジョンの母サラは1997年に「審判の日」が発生しなかったことを見届けた後、白血病で亡くなっていた。

 ジョンはT-101型の言葉から、T-Xの抹殺リストにケイトの父ロバート・ブリュースター将軍も入っていることを知る。ロバートは軍の「CRS(サイバー・リサーチ・システムズ)」という部署で無人防衛システム「スカイネット」を開発していたが、そのスカイネットこそが人類に反乱を起こすコンピューターだった。

 ジョンはロバートに頼んでスカイネットを停止させれば核攻撃は起こらないと考えるが、T-101型は核攻撃は今日の三時間後に発生するので、二人を生き延びさせるためメキシコに向かうと宣言する。しかしケイトがT-101型に頼むとあっさり命令に従う。実はT-101型をプログラムして過去に送り込んだのは未来のケイトで、T-101型は過去のケイトの命令に従う様に設定されていた。ジョンは2032年にこのT-101型に殺されていたのだった。

 同じ頃アメリカ全土は正体不明の相手からウイルスによる攻撃を受け、通信も軍事システムもマヒ状態に陥っていた。ロバートは参謀本部長の命令で、ウイルス駆除のため、まだ準備段階のスカイネットをシステムに接続するが途端にコントロールを失ってしまう。その「ウイルス攻撃」を仕掛けていた犯人こそがスカイネットだった。

 直後、CRSにT-Xが乗り込んできて要員を虐殺しロバートも重傷を負った。ロバートは駆けつけてきたジョンやケイトにクリスタル・ピークという場所にある施設に行くように指示すると死んだ。ジョンはそこにスカイネットの中枢があると確信し、T-101型がT-Xを食い止めている間に、ケイトと共に飛行機で施設に向かった。

 クリスタル・ピークの施設の入り口でT-101型とT-Xは相打ちになり、その間にジョンとケイトは施設内に入ることに成功した。ところが施設の正体は政府要人用に作られた古い核シェルターで、スカイネットの中枢など影も形もなかった。ジョンはようやく、スカイネットとはインターネット上に広がるプログラムであり、破壊すべき「中枢」など存在しなかったことを悟る。ジョンが絶望にうちひしがれるなか、スカイネットは核ミサイルを次々と発射し、世界の破滅「審判の日」が到来した<完>

感想

 評価は○(それなり)。

 20年位前に見た時にはなんてヒドイ映画だと思ったのですが、オチをわかってから見直してみると、そんなにひどくもなかったな、という印象でした。

 まあストーリーは何番煎じだよと言うかで、1作目で「もう機械軍は敗北寸前で最後のあがきでターミネーターを過去に送った」とか「その際にタイムマシンはジョンたちが破壊したのでもう未来からは誰も来られない」とか言っていたのに、戦争は相変わらず続いているしタイムマシンは健在だし、と、なんなの感が強かったです。

 また変身能力を持つ殺人マシンがしつこく追いかけてくる、というのは二作目の焼き直しでしかないのもちょっとね。性別を女性に変えたくらいでは「またかよ」感はぬぐえませんでしたし。

 でもまあカーアクションシーンはすごいものでしたし、トイレを舞台にしたシュワ演じるT-101型とT-Xの一大乱闘は凄かったし、そのあたりのアクションシーンは楽しめたのは間違いありません。頭を使わなくていい部分は文句なくよかったです。

 しかしねぇ、オチがヒドイ(笑) 2作目で歴史を変えて「核戦争のぼっ発を防いだ ハッピーエンド」で締めくくったのに、後から継ぎ足した3作目で「実は核戦争は防げませんでした~、てへぺろ(・ω<)」ってそりゃねえよと(苦笑)

 まあ、そんなにひどい映画ではないのですが、2作目の内容を踏みにじるシナリオがちょっとアレなので、イマイチいい点はつけられない映画でした。
 
 

BS日テレシネマ|BS日テレ
https://www.bs4.jp/cinema/
2025年01月12日 (日) 21:00~22:54
ターミネーター3(2003年/アメリカ)字幕


【出演者】
アーノルド・シュワルツェネッガー
ニック・スタール
クレア・デーンズ
クリスタナ・ローケン
ほか


【スタッフ】
監督:ジョナサン・モストウ
ほか

 

2025年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 


T-X ターミネーター ターミネトリックス フィギュア