【ドラマ】感想:NHK番組「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3」第7夜「宇宙(そら)からのオトシダマ」(2025年6月26日(木)放送)

藤子・F・不二雄SF短編ドラマ

藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3 NHK https://www.nhk.jp/p/ts/X4L3NKJ46N/
放送 NHK BS。

www.nhk.jp
【※以下ネタバレ】
 

国民的漫画「ドラえもん」の生みの親 藤子・F・不二雄が描いた刺激的でシュールなSF短編漫画を実写化!

 

第7夜「宇宙(そら)からのオトシダマ」(2025年6月26日(木)放送)

 

あらすじ

藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3 宇宙(そら)からのオトシダマ
[BS] 2025年06月26日 午後9:45 ~ 午後10:00 (15分)


ドラえもん作者藤子・F・不二雄の傑作SF短編を実写ドラマ化!シーズン3は全12回。後半6本は6月26日(木)からBSで毎週木曜夜9:45放送!(各回15分)


中学生の平川(黒川想矢)はお年玉が少なくてがっかりしていた。これでは無線操縦のヘリコプターも買えそうにない。ミッちゃん(豊嶋花)に電話すると正月早々家庭教師・御影(野村周平)と楽し気に過ごしていて、平川にはとてもつれない。幼い頃は親しかったミッちゃんの変貌ぶりを寂しく思う平川。トボトボ歩いていると、ピンク色に発光する物体が空から落ちてきた。その玉(声:釘宮理恵)は突然平川の手を離れ転がりだし…!


【出演】黒川想矢,豊嶋花,田中要次冨手麻妙,佐々木史帆,安藤なつ,青木さやか,細井学,大島蓉子野村周平,【声】釘宮理恵

 
 中学生・平川はお年玉が少なくてガッカリ。しかも仲の良かった幼なじみのミッちゃんに連絡して愚痴ろうとすると、家庭教師・御影と話すほうが大事らしくあからさまに嫌がられる。

 平川は仕方なく外出して当てもなく歩いているとピンク色の光の玉が空から落下してきた。それを拾い、これはUFOかもと嬉々としてミッちゃんに見せに行くと、ミッちゃんはUFOとかそんな幼稚な趣味は卒業したと冷たく言ったあと、そのまま御影と共にどこかに行ってしまった。

 平川がしょんぼりしていると玉が勝手に転がりだし、それを追いかけているうち道にダイヤの指輪が落ちているのを見つける。交番に届けると持ち主のお金持ちの女性からお礼のお金をもらい、欲しかったラジコンヘリを買う事が出来た。


 別の日。平川が広場でラジコンヘリを飛ばしていると大型ラジコンヘリ接触しそうになり、墜落させてしまう。落ちた先では御影とミッちゃんがデートしており、御影はラジコンなど子供っぽい趣味だと嘲笑うが、それを聞いた大型ヘリを飛ばしていたおじさんが激怒したため、御影とミッちゃんは慌てて立ち去ってしまう。

 平川はおじさんがヘリの壊れたところを直してくれると言うのでついていく。おじさんは本物の飛行機を製造する会社の技術部長で、ジェット機のラジコンも作っていたが早すぎて飛ばせないのだと言う。

 夜。平川は「タマゴン」と名付けた玉が飛んで行ったので追いかけ、タマゴンが宇宙人だと知る。タマゴンは地球の近くで宇宙遊泳していたところ地球に墜落してしまい、宇宙船に戻れないという。タマゴンは飛行できるが、勢いがわずかに不足しているため宇宙船まで届かないらしい。

 二人が話ながら帰宅していると、御影とミッちゃんがあいびきしているシーンに出会い、平川は逃げ出してしまう。タマゴンは平川のためちょっと超能力を使うと、御影の婚約者や恋人、さらに奥さんまでが次々と現れ、御影を取り囲んで大騒ぎになる。それを見てミッちゃんは御影の真の姿を知り泣き出す。


 次の日。平川はおじさんのジェット機ラジコンにタマゴンを乗せて飛ばしてもらい、その勢いでタマゴンを宇宙船まで送り届けた。平川とおじさんが喜んでいると、そこにミッちゃんが現れ、ラジコンはおもしろそうというシーンで〆。

感想

 評価は○。

 ブラックなひねりとか無いジュブナイルなエピソード。子供向け作品だと思われますが、気持ちよく見れる作品で良かったです。
 
 

この番組について
NHK公式】「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3」
“僕にとっての「SF」はサイエンス・フィクションではなく「少し不思議な物語」のSとFなのです。”(藤子・F・不二雄


世界中の子供のハートをつかむ「ドラえもん」の作者、藤子・F・不二雄は、「パーマン」「キテレツ大百科」「エスパー魔美」など児童漫画の名作の数々を送り出す一方、文明社会への皮肉や警告ともとれる、大人をドキッとさせる刺激的な「SF短編漫画」をライフワークとし、110を超える名作を残しました。


2023年4月から始まった「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シリーズでは、SF短編漫画の中から「おれ、夕子」「メフィスト惨歌」「定年退食」(以上シーズン1)、「鉄人をひろったよ」「マイシェルター」「旅人還る」(以上シーズン2)など合計18作を20回(2作は前編後編あり)にわたって実写ドラマとして放送。豪華な出演陣による大熱演、そして最新鋭のVFXを使い、藤子・F・不二雄作品の世界観を大切に作り上げたSFドラマが好評を博しました。


シーズン3は全11作品(1作は前編後編のため放送は12回)を放送します。
恋人ふたりとヤクザ組長の身体がめまぐるしく入れ替わる「換身」
突如現れた未来の“自分”からの要求とは?「タイムマシンを作ろう」
ある山での体験を機に“俺”が増殖する「俺と俺と俺」
奇跡を起こす能力を身に着けたと信じる男の物語「ミラクルマン
飛行機事故を生き延びた男女が見た戦慄の世界とは?「みどりの守り神(前後編)」
キュートな宇宙生物と少年との心温まる交流を描く「宇宙(そら)からのオトシダマ」
大きな岩を売り歩くセールスマンが思いついた妙案とは?「オヤジ・ロック」
宇宙からやってきた不思議な能力を持つ隣人の物語「異人アンドロ氏」
少年が組み立てたロボットが感情を持つようになる「マイロボット」
夫婦関係に悩む男が人生のやり直しへと誘われる「分岐点」
伝説の昆虫を追う少年少女のひと夏の幻想体験「ユメカゲロウ」


いずれも笑いの中に、未来を予見していたかのような、ドキリとさせる藤子・F・不二雄ならではのメッセージが込められています。


コメディー、ジュブナイル、冒険、ミステリー、ホラーなど、多様な魅力がギュッと凝縮した「1話15分完結」。疲れて帰宅した夜に、あるいは、ちょっと隙間時間を見つけたら、ぜひ「少し(S)不思議(F)」なドラマをお楽しみください。


NHK BS 今後の予定】
2025年6月26日から 毎週木曜 夜9:45~10:00<6回>
6月26日(木)「宇宙からのオトシダマ」/7月3日(木)「オヤジ・ロック」/7月10日(木)「異人アンドロ氏」/7月17日(木)「マイロボット」/7月24日(木)「分岐点」/7月31日(木)「ユメカゲロウ」


総合6月9日(月)「換身」(脚本・演出 倉本美津留)
尾上松也 のん/亮太 押田 尾関高文佐野史郎六平直政


総合6月10日(火)「タイムマシンを作ろう」(脚本 本多アシタ 演出 安村栄美)
市村優汰/蒼井旬 山田真歩佐戸井けん太市村正親


総合6月11日(水)「俺と俺と俺」(脚本・演出 家次勲)
矢本悠馬/尾倉ケント/山崎紘菜


総合6月12日(木)「ミラクルマン」(脚本・演出 村井敦)
前野朋哉柄本時生 玉城ティナ大久保佳代子 新納慎也大澤幹朗(声) ジェレミー・フォルツ スノーM/ミッキー・カーチス


総合 8月25日(月)「みどりの守り神 前編」・26日(火)「後編」 (脚本・演出・VFX キムラケイサク)
宮沢氷魚 藤﨑ゆみあ/岡崎克哉 大浦理美恵/仲村トオル


総合 8月27日(水)/BS 6月26日(木)「宇宙(そら)からのオトシダマ」 (脚本 遠竹ミファ 演出 遠竹真寛)
黒川想矢 豊嶋花/釘宮理恵(声) 田中要次冨手麻妙 佐々木史帆 安藤なつ 青木さやか/ 細井学 大島蓉子野村周平


総合 8月28日(木)/BS 7月3日(木) 「オヤジ・ロック」 (脚本・演出 本多アシタ)
えなりかずき/蓮見翔/深川麻衣伊藤修子 竹澤咲子 もりももこ 酒井貴士 児玉頼信 藤咲舞 藤田匠 西出結 馬場應吏 ウラシマ


総合 9月1日(月)/BS 7月10日(木)「異人アンドロ氏」 (脚本・演出 宇野丈良)
中村倫也中尾明慶平野綾 飯尾和樹/佳久創 中山求一郎/斉藤暁 木村祐一ディーン・フジオカ


総合 9月2日(火)/BS 7月17日(木)「マイロボット」 (脚本 本多アシタ 演出 浅井一仁)
西利原菜乃華/石塚陸翔 山口森広 遠藤久美子井上里奈(声)/中島歩


総合 9月3日(水)/BS 7月24日(木)「分岐点」 (脚本・演出 本多アシタ)
大谷亮平/美村里江 橋本マナミ/永瀬矢紘 泉谷星奈/前田登 新井義幸 藤井アキト/小手伸也


総合 9月4日(木)/BS 7月31日(木)「ユメカゲロウ」 (脚本・演出 宇野丈良)
山時聡真 幸澤沙良/黒田大輔 久保田磨希伊武雅刀向井理