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【NHK番組】感想:NHK番組「昔話法廷」第4話「「アリとキリギリス」裁判」


昔話法廷

昔話法廷 NHK for School http://www.nhk.or.jp/sougou/houtei/
放送 NHK Eテレ

【※以下ネタバレ】

「昔話法廷」は、なじみの深い昔話をモチーフにした、これまでになかった法廷ドラマシリーズです。
「昔話の主人公たちが訴えられたら…?」という設定で作られています。


このドラマの特徴は、判決が出る直前で終わること。判決を下すのは、テレビの前のみなさんです。争点は何か?なぜ被告人は罪を犯したのか?証言は信用に足るのか?ドラマの登場人物たちの言い分をもとに、自分なりの判決を考えてみてください!


裁判員」はあなたです!

第4話 「アリとキリギリス」裁判 (2016年8月3日(水) 9:00〜9:15 放送)

あらすじ

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2016-08-03&ch=31&eid=24147&f=3640
昔話の登場人物を裁判にかける法廷ドラマ。今回は「アリとキリギリス」。キリギリスに食料を分けず見殺しにしたアリは、保護責任者遺棄致死罪で有罪か?出演:ミムラほか


「昔話の登場人物が訴えられたら?」という設定で、丁々発止のやりとりを描く法廷ドラマ。今回は「アリとキリギリス」。アリは、食べるものがなくなり慈悲を乞うてきたキリギリスを、深い友人関係にあったにもかかわらず、見捨てて餓死させた。「保護責任者遺棄致死罪」にあたるとする検察側に対し、弁護側は「当時の状況を考えると、アリにキリギリスを助ける義務はなかった」と無罪を主張した。【出演】ミムラ朝倉あきほか


http://www.nhk.or.jp/sougou/houtei/schedule/
アリは、食べるものがなくなって食糧を分けてほしいと頼ってきたキリギリスの申し出を断った。キリギリスはその次の日に餓死した。兄弟同然の深い関係にあったにもかかわらずキリギリスを見捨てたアリは、保護責任者遺棄致死罪で有罪か?それとも無罪か?


出演:ミムラ 嶋田久作 朝倉あき 平川和宏 藤尾勘太郎 押田美和 尾島江利子 ほか
声の出演:松田悟志 吉本菜穂子 春風ひとみ


 テーマは「アリとキリギリス」で被告はアリ。

 アリは、12月の雪の日、食料を求めてやってきたキリギリスを追い返し、翌日キリギリスは餓死した。検察はアリの保護責任者遺棄致死罪を主張するが、弁護側はアリには妻と10人の子供がいて、しかもその年は気候が厳しく食料が十分に集まらなかったとして、他人のキリギリスを追い返したのも致し方なかった、と弁護する。

 ところが検察側は、アリがキリギリスの親友だったことに加え、大家族を養える食料があればキリギリス一人分くらいは捻出できたのではと畳み掛ける。さらにアリの日記を証拠として持ち出し、アリが以前キリギリスのバイオリンを借りて弾くまねをしていたところをキリギリスに見られ、笑われたという記述を提示する。

 そして裁判員たちが有罪無罪を考え始めるシーンで〆。


感想

 昨年(2015年)夏に3回放送された番組が今年帰ってきました。


 新作第一弾は「アリとキリキリス」ですが……、重い! 以前放送された「白雪姫」裁判では、法廷で白雪姫の意外な素顔が明らかにされる、といった展開が有ったりしてエンタメしていたのですが、今回の話はひたすら重苦しいだけですわ。ちょっときついなー。


 ところでこの番組、「ちょっと妙なシチュエーションのドラマ」……、ではなく、学生に裁判員裁判について考えてもらう、立派な教育番組なんですね。全然知らなかった。

http://www.nhk.or.jp/sougou/houtei/teacher/program/
番組のねらい

この法廷ドラマの特徴は、最後に判決が出ないことです。判決を下すのは、それを教室で観た子どもたちです。一人一人が「裁判員」として、争点は何か、被告人はなぜ罪を犯したのか、証拠は信用に足るのか、どれぐらいの量刑が妥当なのか、登場人物の言い分をもとに議論を交わしていきます。


裁判員の体験を通して、子どもたちが裁判員制度の意義を学ぶのはもちろん、心情を把握する力、さまざまな側面から論理的に考察する力、考えを適切に他者に伝え合いディスカッションする力を身につけることが、番組のねらいです。


法教育の一環として公民の授業で使っていただくのはもちろん、国語や道徳、総合的学習の時間などで幅広く使っていただければ幸いです。

 『NHKが朝から変な番組放送しているわ(笑)」くらいにしか考えていませんでしたよ。