ペリー・ローダン百科事典「セネカ」「ロミオ」

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セネカ(351巻/701話)

 3540年に物語に登場したテラナーの開発した巨大ロボット脳。

 セネカはポジトロニクスと生体プラズマを組み合わせたハイパーインポトロン脳。直径500メートルの球体の中に収められ、細胞プラズマの量は12万5000立方センチメートル。この球体は宇宙船《ソル》の中央シリンダー船体に格納されている。

 セネカを格納する球体は「アルファ・センター」と命名されており、この球体には極めて限られた人間しか入ることは許されない。またアルファ・センター内には4基のニューグ・シュヴァルツシルト反応炉が設置されており、セネカはエネルギーを外部に頼らず自給することができる。

 セネカはプラズマによって自我・心を持っており、自分が知らない事柄に関して、それを認めず見栄を張ろうとするなど、単なるロボット脳を超えた存在である。

●初出=351巻・701話・「自由への旅立ち」・3540年


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■ロミオ(351巻/701話)

 3540年に物語に登場したテラナーの開発したロボット。

 ロミオは宇宙船《ソル》の船首セル「ソルセル=1」(SZ=1)の付属品として開発された人型ロボット。外見は、四角い頭、頭についたアンテナ、赤い目、箱型の体、細い手足、体中の小さなランプ。喋り方はギクシャクしている。つまりロミオは20世紀頃に考えられた「未来の人型ロボット」のイメージそのものである。

 しかし、その外見とは裏腹に、ロミオは超高性能ポジトロニクスを搭載しており、さらに船内の接続ソケットに入り、SZ=1の主ポジトロニクスと複合体を形成すれば、巨大ロボット脳セネカに匹敵する計算能力を発揮する。

●初出=351巻・701話・「自由への旅立ち」・3540年

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★おまけ

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ペリー・ローダンへの道
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