感想:ドラマ「探偵Xからの挑戦状!」第1話(新番組)


 ドラマ「探偵Xからの挑戦状!」の感想です。

■公式サイト
http://www.nhk.or.jp/tanteix/

■番組紹介

 携帯小説とテレビ番組を組み合わせた犯人当て推理ドラマ。まず、番組放送一週間前から携帯電話に「問題編」が毎日1章ずつ配信され、全章が送信された最終日には犯人当て投票が行われる。そしてテレビ番組でドラマ形式で問題と解答が放送される。

 番組では、推理ドラマ部と並行して「ケータイ小説が好きな少女(谷村美月)と推理小説マニアの男(竹中直人)の掛け合い漫才」が描かれる。

第1話 DMがいっぱい(辻真先


■あらすじ

 不動産会社の社長が首を絞められて死んでいた。被害者は首都圏の巨大な地図の上で倒れており、右手・左手・つま先で3つの地名を指していた。その地名は会社の三人の幹部の名前だった。三人にはそれぞれ十分な動機が有る。被害者が残したDM(ダイイングメッセージ)は三人のうちの誰を示しているのだろうか?


■感想

 いよいよ始まりました新番組。「推理ドラマ」とはわかっていたものの、どういう形で進めるのか解らなかったので不安でしたが、ちゃんと30分枠の中で「出題編」と「解答編」をやってくれたので安心しました。『携帯であらかじめ出題編を配信している』ということなので、テレビ番組のほうは「解答編しか放送しない」のかと、つまり「安楽椅子探偵」の解答編だけ放送するような形なのかなぁと心配してましたものですから。

 30分で出題も解答も済まさないといけないので、超駆け足になっていたのはもったいなかったですね(1時間枠ならたっぷり余裕が有ったのに)。ナピゲーター役の竹中直人氏は嫌いな俳優では有りませんが、茶化すようなキャラでドラマを中断するなら、出番は無くてもいいのにと思いました。ナビゲーターを勤めるなら、「ヒチコック劇場」みたく、番組の冒頭とラストで重々しく出演してくれるだけで良いのに。

 ドラマは駆け足で突っ走ったため推理する暇も無かったのですが、あらかじめ小説形式で読んでいれば犯人にたどり着けるのかなぁ。携帯が使えないことがつくづく残念です。