感想:映画「インセプション」(2010年:米)


 衛星放送のWOWOWでの視聴です。(放送日は今年 6/18(土))。吹き替え。


■概要

 SFサスペンス。主演:レオナルド・ディカプリオ。監督は「ダークナイト」や「メメント」のクリストファー・ノーラン。脚本もノーラン監督が書いています。


■あらすじ

 「コブ」(レオナルド・ディカプリオ)は、他人の夢に入り込み、その中から機密を盗み出す『エクストラクト』と呼ばれる技術のプロ。コブは、ある大手企業の依頼で、日本の大物実業家「サイトー」(渡辺謙)の機密を盗もうとするが、仲間のミスで仕事に失敗してしまう。ところがそのコブにサイトーが仕事を依頼してきた。それはある人物から秘密を盗むのではなく、その人物の心の中にある考えを植え付ける『インセプション』という工作の依頼だった・・・


■感想

 当りです。見てない人は是非ご覧あれ。

 「夢の中から秘密を盗む」云々と言う事で、ヘタな怪盗物みたいな感じかと思っていたのですが、冒頭でいきなり「入念に作りこんだウソ世界に相手を引きずり込み、巧みに誘導して秘密を明かさせる」というコンゲーム的な設定とわかっていきなりワクワク。

 そのあと、サイトーの依頼で、ある人物にアイデアを埋め込む工作「インセプション」を実行するのですが、プロフェッショナルの仲間を集め、入念に下準備し、自分たちの用意したストーリーで相手を騙していく、という事で、雰囲気は違いますが『スパイ大作戦』を連想しましたね。夢の中で夢を見てさらにその中で夢を、というややこしい階層構造の中で果たして仕事は成功するか・・・、という緊張の連続で、2時間半という長めの映画にもかかわらず一瞬たりとも退屈を感じませんでした。これは良かった。こういう内容なら長くてもOKです。

 さて、大論争になったとかいうあのオチですが・・・、見たままでしょう? 論争する必要も無いと思うけど・・・