感想:NHK番組:高専ロボコン2012年 第25回大会「“相棒はペット・ロボ”〜高専ロボコン2012全国大会〜」(2012年12月16日放送)


 NHK番組「“相棒はペット・ロボ”〜高専ロボコン2012全国大会〜」の感想です。
(※以下、試合結果まで書いてありますのでご注意ください)

NHK ロボコン
http://www.nhk.or.jp/robocon/

■“ロボコン”公式ホームページ
http://www.official-robocon.com/

 NHK 総合での視聴です。(放送日:2012年12月16日(日) 17:00〜18:00)。


■概要

 今年11月25日(日)に国技館で開催された「高専ロボコン2012」の決勝。



■競技課題

>第25回の競技課題は、「ベスト・ペット」。様々な種類のペット・ロボットが、高専生と協力して玉入れをする競技です。しかも、今回は、高専ロボコンで初めて、コントローラーなしで競技を行います。


>各チームは、赤・青2チームに分かれて対戦。フィールドで戦うのは、各チーム1台のペット・ロボットと1名の伴走者。まずは、それぞれの相手チームによってブレイク・ショットが行われ、ボールがフィールドに散らされます。そして、両チームの伴走者がそれぞれ散らばったボールを拾ってペット・ロボットに渡し、ボールを受け取ったペット・ロボットは、9つのゴールにボールを入れていきます。


>人間とペット・ロボットがコンビを組み、コントローラーを使わずに協調作業を行います。どのようにペット・ロボットとコミュニケーションを取りながら課題をクリアしていくのかも見どころのひとつです。これからのロボットは、人間のそばにいることが当たり前となっていくと考えられています。そのような未来の一翼を担う高専生の皆さんに、人間とロボットとの「パートナーシップ」のあり方を示す競技にチャレンジしてもらいます。

 つまり
1)人間がロボットを誘導しつつ、床に転がっているボールをロボットに積み込む
2)ボールが集まったらゴール前に駆けつけ
3)最後にロボットがゴールに玉を放り込む

 という競技です。


■感想

 去年の「ロボ・ボウル」は「ロボットが球を打ち出して人が受け取る」というだけの、技術的に見るものの全く無い内容で、明らかに競技内容の企画ミスでしたが(それはロボットではなくボール打ち出しマシンではないのか)、今年はコントローラーを使わない誘導や、玉を集める仕掛け、玉入れの工夫、など、随所に頭を絞る余地があり、良い感じの大会でした。決勝戦は同タイムでのまさかの再試合となる興奮の展開で、思いっきり盛り上がりました。良かった良かった。

 ところでナレーターが三石琴乃さんで、BGMがエヴァの出撃シーンのときにかかる景気のよいあれだったのには笑った。


■結果

準決勝 〇一関−鈴鹿×
準決勝 〇熊本(八代)−旭×
決勝 △一関−熊本(八代)△(同タイムのため決着つかず)
決勝再試合 ○一関−熊本(八代)×


■おまけ:過去の競技

2011年 玉を打ち出す
2010年 人力車
2009年 ダン
2008年 多足/二足歩行の進化