感想:アニメ「ラブライブ! School idol project」第13話(最終回)「μ’s ミュージックスタート!」


 アニメ「ラブライブ! School idol project」(全13話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

ラブライブ!Official Web Site
http://gs.dengeki.com/lovelive/

 BSデジタル放送BS11での視聴です。

第13話(最終回) 『#13 μ’s ミュージックスタート!』


■あらすじ

 穂乃果はμ's(ミューズ)を辞め、以後海未とは会話すら無くなってしまった。そして海未も穂乃果・ことりがいなくなったμ'sに参加する意味が無くなり、スクールアイドル活動から離れてしまう。絵里は、事実上のリーダーだった穂乃果が抜け、さらに学校の存続という目標が無くなった今、μ’sの活動目的が見出せないとμ’sの活動休止を宣言した。しかし、にこはそれに反発し、凛・花陽の三人でアイドル活動を継続することにした。

 穂乃果はスクールアイドルとは縁を切ったつもりだったが、他校のアイドルたちやにこたちの活動が気になっていた。さらに絵里から穂乃果のせいで変われて感謝していると言われ、海未を呼び出すとまたスクールアイドルをやりたいと告白する。そして海未に励まされ、空港に駆けつけると、留学に旅立つ直前のことりを引き止める。そして、にこたちが開催するはずだったライブにμ’sの9人で集まり、再度μ'sとして活動していくことを宣言して、歌を披露して、おしまい。


■感想

 んん? なんか釈然としないな。穂乃果はことりがいなくなるからもうアイドルをする意味が無い、とそのように考えていたわけですよね? なのに、ある日ことり抜きでも「やはりアイドルをやりたい」という話になり、その後で「じゃあ、ことりも引きとめよう」となったというのは順番がおかしくない? あとμ'sは学校存続が決まったから活動目的が無いといっていたのに、何故復活しているのか。なんか最後の大逆転劇の勢いで、細かいつじつまを押し流してしまおうとしているようにしか思えなかったわけで、イマイチすっきりしなかった最終回でした…



■総括

 前述のように、オチがイマイチキレが良くありませんでしたが、全体的には好印象でした。

 電撃系の雑誌の企画から生まれたということで、その時点で「シスプリとかベイビープリンセスみたいな苦笑アニメか」とかかなり偏見を持っていましたし、さらに「女の子いっぱいアイドル物」ということでアイドルマスターの真似みたいなイメージもありましたしね。

 しかし話は意外と堅実で手堅く進めており、メンバーの増加とか人気上昇の過程は上手く回していましたし、メンバーが9人もいるのに各人のキャラ付けももれなくやっていて、押さえるところは押さえている脚本でした。絵もまーまー好みでしたし。

 そして最強なのがライブシーン。基本的に三次元アイドルとか歌手とかその辺りには興味が無いのですが、オープニングを初めとして、女の子が可愛い衣装を着ての歌って踊ってのシーンは、毎回オタ心を鷲掴みにされましたよ。毎週オープニング映像を見るのが楽しみでしたしね。

 ということで、1〜3月アニメの中では当たりの部類だったと言えましょう。十分満足できました。ごちそうさまでした。