感想:オタク系情報番組「コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV」『アニメとCMはコラボの夢を見るか?! 〜アニメ広告ビジネス最前線〜』(2013年4月26日(金)深夜放送)


 オタク系情報番組「コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV」の感想です。

■コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV|BSフジ
http://www.bsfuji.tv/japacontv/

>「アニメ」「ゲーム」「漫画」「ファッション」をはじめ、今後、日本経済を支えるジャンルとして期待される”ジャパン コンテンツ産業”。経済産業省もクールジャパン戦略として、この素晴らしい日本のコンテンツを経済成長政策の一つとして取り組んでいる。日本のコンテンツビジネスの最前線を国内、海外問わず徹底取材し、深く・鋭く切り込むビジネスエンタテインメント。<キャスト>
台場ミサキ(レポーター役):豊崎愛生
藤小梅(キャスター役):高垣彩陽
乙産軽一郎(解説者役):鷲崎健
ぐにゅ(マスコット役):やまだん

 BSフジでの視聴です(放送:毎月1回程度 金曜深夜 00:00〜00:55)。

〇特集 「アニメとCMはコラボの夢を見るか?! 〜アニメ広告ビジネス最前線〜」

>近年、アニメ作品が企業CMに活用される例が増えている。CMに「ドラえもん」や「巨人の星」といったアニメのキャラクターが登場したり、商品のイメージキャラクターをアニメで表現したりと言う手法そのものは昔から数多く行われてきた。ところが近頃特徴的なのは、こうした既存のキャラクターを使う「知名度を利用したPR」だけでなく、オリジナルの世界観を持った作品性の高いアニメCM、いわば「プロジェクト型コラボ」が増加している点だ。アニメ制作会社やクリエーターが、企業と直接的なコラボレーションを行うことで、どんな効果や可能性が生まれるのか?

・TV業界は昔からCMにアニメを使ってきた(サントリートリスとか、桃屋の三木のり兵シリーズとか)
・アニメCMは四種類に分類できる
 1)マスコット型(カールおじさんとか)
 2)タイアップ型(アニメキャラのおまけがもらえる的な)
 3)パロディ型(最近の巨人の星のキャラのCMとか)
 4)コラボ型(お金を出してオリジナルアニメを作る)
・コラボ型として三作品紹介
・1 メルセデス・ベンツ社がプロダクションIGに作らせた「A-Class」のCM。エヴァのキャラデザとか超有名人を起用
・2 大成建設新海誠CM
・3 野村不動産が顧客および見込み客用に開くイベント専用に新海誠氏に作らせたもの。原則客しか見ることが出来ないが、今後一般公開もあるかも。


◇コメント

 多分新海誠とベンツでしょと思っていたらまんまだったのに笑った。

 ところでアニメ制作側は優良顧客から仕事がもらえて嬉しいでしょうけど、頼むほうがわざわざアニメを作らせるメリットってなんなのか良くわからない…、ハリウッド系の有名俳優を使った実写とかでも良いのでは。まあ野村不動産は「部長が新海さんの大ファンでして」とか言ってましたが。

○ジャパコン・フロンティア
コンテンツ産業で活躍している方をゲストに迎え、たっぷりとお話を伺うロングインタビューのコーナー。
>◆第1回:株式会社角川書店 代表取締役社長 井上伸一郎

・業界入りしたのは1980年にアニメックの編集バイトから。その後角川がアニメ映画を作り始めたので、そのうちアニメ雑誌を作るだろうと踏んで、ザ・テレビジョンの編集と仲良くしていて、ニュータイプ創刊時に入り込めた。


◇コメント

 アニメックの編集をしていたと聞いて雲の上の「角川の社長」になんとなく親近感が…、あ、でも伝説の「ダグラムのコンバットアーマーの説明で、もの凄いけなし文章ばっかりが書いてあって、次号で編集が『あれは新人に書かせてチェックしていなかったらあんなことを書いてしまって…』と謝罪した」事件の犯人はこの人だったりして…



○その他

 冒頭でいきなり乙産さんが「MAG・ネットさんが潰れてしまった〜、「つぼみ」が潰れたときの「百合姫」編集部もこんな気持ちだったのか〜? 一緒に長いコンテンツ産業坂を登るつもりだったのに」とか、内輪ネタ的なものをぶちかましてきたのには笑った。



■感想

 相変わらずベンツとか大成建設とかみっちり取材してきているのがマル。新海作品の新作情報まで掴んできていてさらにマル。先月はク○でしたが、今月は本来のジャパコンに戻ってくれてよかった。


■次回放送

 5月31日(金)予定