発売日:2013年6月1日(3,6,9,12月の1日発売)
■付録ゲーム
激闘!スターリングラード電撃戦(ゲームデザイン:ふ〜ら〜中村)
「激闘!スターリングラード電撃戦」は、「激闘!マンシュタイン軍集団」システムで1942年6月青作戦の開始から、同年12月の赤軍反攻の開始までを描いた、ボードウォーゲームである。
あなたは枢軸軍を指揮してヒトラーの夢、スターリングラード攻略を成し遂げることができるだろうか?
それとも赤軍を指揮し、枢軸軍主力を冬のロシアの大地で包囲・殲滅できるだろうか?
以前にもマンシュタインのバックハンドブロウとか似たようなテーマのゲームが多数有ったので、目新しさは全くありませんが、興味のないテーマ(日露戦争とか)よりは嬉しいか。
ちなみにゲームタイトルは、予告では「突撃!〜」でしたが、実際は「激闘!〜」になっています。で、目次ページで「予告とタイトルが違うけど、中身は変わってないので安心してね」的なことを書いていますが、そんなこと気にする人いないと思うですよ、というか言われなきゃ気がつかなかったなぁ。
バルバロッサ作戦のヒストリカルノート、松田大秀氏のリプレイ漫画、ゲームのプレイ指針、デザイナーズノート、スターリングラードが出てくる戦略級・戦役級ゲーム紹介、など、いつものごとく手堅い内容。
それにしても「スターリングラード」(エポック/国際通信社)の「スタック無制限」はあまりにも有名(?)ですが、「攻撃命令ルール」ってこりゃなんだろう。『何を言っているのだか解らないと思うが〜』みたいにホントによくわからない。
あと、松田氏の女性キャラの顔が今までと微妙に変わった気がするのですが、気のせいかしらん。
□その他
[連載]絶版ゲーム再生Project RENEWAL(錦大帝)
ライターが変わると同時に2ページに拡大。今回のお題はバンダイ「宇宙戦艦ヤマト」+「同 完結編」。特殊兵器のうち、波動砲などと比較してあまりにも使えないことで有名なボラー艦の特殊兵器群は「使わずに通常兵器で戦ったほうがマシ」とか斬られています。うん、そうだよね、みんな射線から逃げるよね。
[連載]データで見る日米海戦史(MOR)
お題は「戦闘機の評価と空戦ゲーム」。今回は「Whistling Death」なるゲームの分析。「新型機はそれまでの機体より重くて運動性が低い、P-51はF4Fより扱い辛い、そんなのはゲーマーには受け入れられないだろう」とか。別にOKだと思いますよ。その代わり速度が速いとか優位な面が描写されていれば。P-51がF4Fより鈍足で運動性能も低くて使い物にならなかったらそりゃ怒るけど。
[連載]ASLの戦場 カウンター編(今日も6ゾロ)
「多砲塔戦車」ネタ。SLGamer誌 Vol.9といい、今年は多砲塔戦車年なのかしらん。
[連載]第二次大戦 各国軍隊 部隊編制研究シリーズ(古谷晋作)
「1944年のドイツ陸軍歩兵師団」その5。今回は歩兵連隊の戦力分析。
通には嬉しい連載なのかもしれませんが、なんか小隊・中隊・大隊・連隊で同じことを何度も何度も繰り返して説明しているような凄いデジャヴ感が…
□次回予告
No.48(2013年9月1日発売予定)の特集/付録ゲームは「信長後継者戦争」。カードドリブン物「サクセサーズ」システムで信長の後継者を目指すマルチ物とのこと。…、おやぁ。以前にも似たようなものがあったような…(http://www.gamejournal.net/item_list/gj_015/index.html)。まあ同じテーマで作っていけないという縛りがあるわけじゃないか。