感想:特撮「怪奇大作戦」(1968年)「吸血地獄」(2013年12月5日(木)深夜放送)


 特撮「怪奇大作戦」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

怪奇大作戦
http://www.nhk.or.jp/kaiki/

 NHK BSプレミアムでの視聴です(放送日:2013年12月5日(木) 0:00〜0:25)。


■キャスト
的矢忠 (原保美)…SRI所長
牧史郎(岸田森)…SRI所員
三沢京助(勝呂誉)…SRI所員
野村洋(松山省二)…SRI所員
小川さおり(小橋玲子)…SRI所員
町田大蔵(小林昭二)…警視庁

吸血地獄


■あらすじ

 ニーナという女性が恋人とドライブ中に事故で死ぬが、葬儀の前に生き返る。しかしニーナは怪物と化しており、パトロール中の警官に襲い掛かり血を吸って殺してしまう。以後、人が失血死する事件が2日毎に発生した。そしてニーナの父も殺され、ニーナの恋人ヤマモトシュウサクが容疑者として浮上するが、ニーナとシュウサクは行方をくらましていた。さらに大分でも同様の事件が発生したため、SRIは大分に飛んだ。やがてニーナがポーランドで養子になった元孤児だった事が解る。ニーナは48時間毎に吸血衝動に襲われ、その際には恐るべき容姿に変化していた。シュウサクは遺書を残してニーナと共に無人島に渡り、牧たちの目の前でニーナに血を吸わせながら崖から飛び降りて心中した。ニーナが吸血鬼の末裔だったのかどうかは謎のままだった。


■感想

 多分九州ロケシリーズその1。

 ニーナが血が足りなくなると「顔に青い絵の具を塗りたくって牙が生えて左目がふさがっている姿に変身」て…、もう吸血鬼というより「お岩さん」ですぅ。確かに話は「怪奇」でしたが、「怪奇大作戦」じゃなくてホラー/怪談でした。脚本は有名な金城哲夫氏ですが、この方は「人食い蛾」にしてもこれにしても、怪奇大作戦では上手く話を作れなかったみたい…、

 それにしても血をチュウチュウ吸うシーンが妙に生々しいというかそこは気色悪かったなぁと。