感想:NHK番組:「NHKスペシャル『超常現象 科学者たちの挑戦』」(2014年3月22日(土)放送)


 NHK 総合での視聴です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHKスペシャル|超常現象科学者たちの挑戦
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0322/

2014年3月22日(土)午後9時00分〜9時59分

>心霊現象、生まれ変わり、テレパシー・・・。時に世間を騒がす、いわゆる“超常現象”の正体は何なのか?いま、この命題に最新科学で挑もうという世界的な潮流が巻き起こっている。ムーブメントの背景には、近年の目覚ましい科学の進歩がある。技術の粋を極めた観測装置でデータを集積し、脳科学や物理学、統計学などの最新理論で解析すれば、カラクリを白日の下にさらすことができる。その過程は、まるで手品のトリックが明かされるような、スリルに満ちた知的発見の連続だ。


>一方、「生まれ変わり」や「テレパシー」の中には、最先端の科学をもってしても、いまだメカニズムが解明できない謎も残る。科学者たちはその難題にも果敢に挑み、最先端の「量子論」を駆使するなどして、合理的な説明を目指している。先端を極める科学者たちは、「説明不能な超常現象」に新たな科学の発展を予感しているのだ。“超常現象”への挑戦を見つめ、科学の本質に迫る知的エンターテイメント。


【ナビゲーター】
 阿部寛(俳優)


■内容

 ドラマ仕立ての内容。阿部寛氏が超常現象を研究しているという科学者の元を訪ね、その科学者が世界中の研究の様子を紹介していく、というもの。


・幽霊:イギリスの幽霊城(幽霊や怪光が目撃され、気温の低下を感じる)を科学者チームが調査。異常な数値の電磁波が測定され、それが脳を刺激して幻覚を見せているのではないか、という仮説が立てられる。


・生まれ変わり:幼い子供が「自分の前世」を語る現象。世界中の事例を研究している学者がいる。大半は、親やテレビからの情報を子供が本当だと思い込んだ、と考えられるが、本当に転生としか思えない事例もまた存在する。


・テレパシー:脳神経関係の調査で、離れた人間の間で脳波が影響しあっているとしか思えない結果が確認されている。


・人の意識が機械に影響?:乱数発生機という装置は0と1を無作為に平均的に発生させるが、2001年9月11日(9.11テロの日)にはその数値に異様な偏りが見られた。さらに人が多く集まる場所で再現実験に成功した。


・テレパシーといった現象は量子力学に関係しているのかもしれない。


■感想

 ホント、タイトル通りの内容。科学で過去「うさんくさい/オカルトネタ」と思われていた様々な現象を研究している事例が語られ、なかなかに興味深かったですね。