感想:オタク系情報番組「コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV」『これからクリエイターを目指すキミタチへ… ジャパコンアカデミー マチ★アソビ2014』(2014年6月6日(金)深夜放送)


 オタク系情報番組「コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV」の感想です。

■コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV|BSフジ
http://www.bsfuji.tv/japacontv/

>「アニメ」「ゲーム」「漫画」「ファッション」をはじめ、今後、日本経済を支えるジャンルとして期待される”ジャパン コンテンツ産業”。経済産業省もクールジャパン戦略として、この素晴らしい日本のコンテンツを経済成長政策の一つとして取り組んでいる。日本のコンテンツビジネスの最前線を国内、海外問わず徹底取材し、深く・鋭く切り込むビジネスエンタテインメント。<キャスト>
台場ミサキ(レポーター役):豊崎愛生
藤小梅(キャスター役):高垣彩陽
乙産軽一郎(解説者役):鷲崎健
ぐにゅ(マスコット役):やまだん

 BSフジでの視聴です(放送:毎月1回程度 金曜深夜 00:00〜00:55)。


■内容

〇特集 『これからクリエイターを目指すキミタチへ… ジャパコンアカデミー マチ★アソビ2014』

ゴールデンウィーク徳島市で開催されたエンタメイベント「マチ★アソビ vol.12」を特集。今回から春の開催会場を拡大し、結果として7万人もの観客が訪れた。パワーアップしたイベントの盛り上がりの模様と、恒例となったジャパコンTV番組公開録画トークイベントの様子をお届けする。

>アニメ・マンガ業界を目指す若者たちに今求められている事とは? 各業界が抱える課題点とは? 業界の未来とは? 業界を目指す者に限らずアニメ・マンガファンならば聞いてみたくなるトークテーマが繰り広げられた。

>各ジャンルの最前線を走る業界キーパーソンによる激論はやはり熱かった! 百戦錬磨で生き抜いてきた彼らが語る今後のアニメ・マンガ業界の 進むべき将来とは? たっぷりとお伝えする。

 特集は約40分。去る5/3〜5/5に開催された「マチ★アソビ2014春」ネタ。といってもイベント全般の説明では無く、鷲崎健氏が司会のジャパコントークイベントの放送のみ。


1 業界の課題

・若手(20代)が足りない。
・10代の声優がポンポン主役を張っているが、芝居の基礎とかが足りていない。このままで20〜30年後に歳をとったらどうなるの?


2 どんな人材を求める?

・苦言1「アニメが好き、とか言うわりに新作アニメを全然見ていない人が多い。今見ているアニメを聞くと口ごもってしまう」
・苦言2「週刊少年ジャンプよりワンピースの単行本の方が売り上げが多いのはどうなの? 毎週読まずに、三ヶ月に一回しか出ない単行本を待てるなんて、漫画好きとか言わない」


■感想

 以前のような「イベント全般の紹介」をしなくなり、ジャパコン主催のトークイベントしか映さなくなったのは正直腹が立つのですが、しかしトークの中身が面白かったのもまた事実。特に10代声優の躍進に苦言を呈しているのは新鮮なご意見でありました。

 まあ、ワンピースの単行本の件はちょっと暴走ぽいかな。「雑誌を追いかけるほど漫画が好きじゃない人たち」が買っているからあの数字なんだと思うし。