感想:少年漫画誌「月刊少年エース2014年12月号」(2014年10月25日発売)


 発売日:2014年10月25日(毎月26日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

少年エース
http://www.kadokawa.co.jp/ace/

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高機動無職ニーテンベルグ 青木ハヤト
>「トラウマ量子結晶」青木ハヤトが贈る究極のロボット漫画、開幕!
>人は労働のみに生きるに非ず! 人類の未来のために、立ち上がれ、無職!!!


 引きこもり主人公が、無職だという罪で軍隊的な物にとっ捕まって「火星で巨大ゴキブリと戦わされる(らしい)」仕事に連れて行かれようとするのですが、そこに反乱軍(働きたくない人たち)が助けに来て、主人公は巨大ロボに乗って大活躍するのでした。


 大バカ漫画「トラウマ量子結晶」から一年一ヶ月ぶりの連載。一応バカっぽくは有るのですが、「トラウマ」の二番煎じの感もあり、ちょっと印象は弱め。これからガンガン盛り上げてくれれば良いのですが。



武装少女マキャヴェリズム 原作:黒神遊夜 漫画:神崎かるな
>マスコをつるし上げたのは、五剣が一人「花酒蕨(はなさか・わらび)」だった! 蕨は「共生(矯正)」メニュー・『ワラリンピック』の開催を宣言。納村は、輪、メアリとともに参戦することになってしまい……。注目の「お題」は一体!?


 主人公は、仮面娘と縦ロール娘との三人で、五大幹部キャラの部下と三対三で戦うことになり、最初のお題は「相撲」。ということで女の子たちに親切丁寧にまわしの締め方を教えてあげるのでした。


 ……、単にアホ漫画になってきたぞ。これは一時の休憩なのか、またはガチ武術漫画から路線変更して唯のバカハーレム漫画になったのか? どうも心配になってきた。



黒井クンは恋愛ができない。 井冬良
>デート対決一番手の千坂とのデート後、2人目は璃瑠が登場! 璃瑠の意図をつかめない七斗は警戒しながらもデートするのだが…。2人の行く先は…カラオケBOX!?


 「黒井が誰の恋人になるか」勝負で、二人目は下級生の璃瑠、三人目は幼なじみ、とこなすものの、結局相手を決められず「三人とも付き合う」とか宣言したところ、意外にもOKみたいな雰囲気に。


 なんかまともな恋愛コメディではなく、なげやりなバカ漫画化してきた。真面目にやってこれなの? だとしたら期待したのは失敗したなぁ。



マンガヤ ツガノガク
>レンリの手伝いとして即売会に参加したケイは、会場内でアヤと担当の大河内の会話を耳にする。その内容からアヤに大きなコミカライズの話が来ていることを察する。詳しくは言えないというアヤにケイは…! 第7話「それぞれの打ち上げ」!


 ラノベ漫画化コンペ編。小説をどう漫画に落とし込むか、「構成力か……、漠然としているな」とか言いながら色々考えます。


 小説を漫画に変換する際に、全ての文章情報は盛り込めないから、それを漫画にどう作り変えるか、という考察話。十年間くらいハルヒ小説を漫画にしてきた人の漫画なので、なんかリアリティある。



サイボーグ転校生ももち君 三鈴ゆこ
>ニュージェネレーションギャグ16P!!
>突然の転校生・最望君はサイボーグだった!? 驚異の能力を持つ彼が、巻き起こすようで巻き起こさない日常!

 この漫画最大の問題は「サイボーグ」と「アンドロイド」を間違えていることです。人型ロボットはサイボーグじゃないっちゅうねん。まあこういうことを書くと「だからオタクは……(冷笑)」みたいに言われちゃうかもしれませんけど。まあー、ギャグも面白くなかったけど。
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