感想:特番「マーベル75年の軌跡 コミックからカルチャーへ!」(2015年7月5日(日)放送)


 特番「マーベル75年の軌跡 コミックからカルチャーへ!」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン公開記念 マーベル75年の軌跡 コミックからカルチャーへ!
http://www.dlife.jp/lineup/variety/marvel75years/

 Dlifeでの視聴です(放送日:2015年7月5日(日) 23:00〜0:00)。


■番組概要

スパイダーマンX-MEN、アイアンマン、ウルヴァリンなど8000 以上ものキャラクターを生み出し、彼らが活躍する作品を世に送り出してきたマーベル。そのマーベル誕生75 周年を記念して製作された、ドキュメンタリーが日本初放送で登場します。


>2014 年公開映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でエージェント13 役を演じたエミリー・ヴァンキャンプをホストに迎えて、小さなコミック出版社として出発したマーベルが、どのようにして現在のような大ヒット映画シリーズやドラマを生み出すまでに至ったか、その成長の歴史を関係者のインタビューをもとにたどります。

 マーベルは1930年代タイムリーコミックスという名前で創業。スーパーマン人気に便乗してヒーロー漫画部門を立ち上げ。第二次大戦が始まると「キャプテン・アメリカ」を生み出し、国民や前線の兵士に大人気に。


 しかし戦争が終わると、戦争を思い出させるものは拒否されるようになった。さらに学者が「コミックは青少年に有害」と主張し、コミックは役所の検閲を受ける事になった。そのため、ヒーロー物はやめて穏やかな日常コミックとかたわいないホラーとかに転進するが、この頃コミック関係は卑しい仕事扱いだった。


 1960年代、原作者のスタン・りーはつまらない仕事に嫌気が差し、辞める前の最後の一作ということで「ファンタスティック・フォー」を書く。望まず与えられた力に悩むヒーローたちは人気を得た。その後、ハルク、スパイダーマンとか、悩めるヒーローとかを続々生み出し、ヒーロー人気が再燃。ついに検閲を受けずにコミックを売るようになった。


 マーベル人気はうなぎ登り、わが世の春状態だったが、1990年代、経営陣が無能だったらしく、株価が大暴落、倒産の危機に。その後必死で立て直す。


 それまでもマーベルヒーローたちの映画は作られていたが、映画会社は本気で作っておらず質はイマイチだった。マーベルは自力で映画を作ることに決め、まず「アイアンマン」を作る。「アイアンマンは二軍ヒーローだから当たらない」とか言われたが、公開したら大当たり。以後映画、テレビ、で続々とマーベル作品は作られています。これからもマーベルの栄光は続いていくでしょう的な感じでおしまい。


■感想

 アメリカ製のドキュメンタリー。「キャプテン・アメリカ」の外伝的なドラマ「エージェント・カーター」公開記念特番だった模様。マーベルの歴史が解って面白かったです。


★ついで

 「キャプテン・アメリカ」の昔の映画がク●だったというのは伝説ですね……