感想:NHK番組「コズミックフロント☆NEXT」「コズミック×COSMOS 宇宙の旅 第1集 銀河系に立つ」(2015年7月30日(木)放送)


 NHK番組「コズミックフロント☆NEXT」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

コズミックフロント☆NEXT | NHK宇宙チャンネル
http://www.nhk.or.jp/space/cfn/

 NHK BSプレミアムでの視聴です(放送:毎週木曜 22:00〜23:00)。

コズミック×COSMOS 宇宙の旅 第1集 銀河系に立つ


■今回の内容

7月30日の放送
「コズミック×COSMOS 宇宙の旅 第1集 銀河系に立つ」


>1979年にアメリカで制作され、世界中で大ヒットした宇宙番組「コスモス」。惑星科学者のカール・セーガン博士が、科学者ならではの視点で人と宇宙のつながりを語り、人気を博した。そして再び最新の研究と観測データを元に、「コスモス」が帰ってきた。


>今回はこの新「コスモス」と「コズミックフロント☆NEXT」がコラボレーション。2週にわたって宇宙の謎を解き明かしていく。


>1回目のテーマは、宇宙と生命。時空を越える宇宙船に乗って、太陽系からさらに遠くの銀河へ旅に出る。また、宇宙の誕生から現在までを1年のカレンダーに見立てて、138億年という宇宙の歴史と生命誕生の不思議に迫る。

 1980年で放送されたアメリカの科学番組「コスモス」は、日本でも大きな話題になった。そして近年同タイトルの番組が制作され、今度はニール・タイソン博士がナビゲーター役を務めている。


 今回は1話目の「銀河系に立つ」の内容を紹介。


 我々の住む地球は太陽系に属し、太陽系は銀河系に属している。銀河系やお隣のアンドロメダ銀河などの島宇宙をまとめて「局部銀河群」という。同じような銀河群が集まって「おとめ座銀河団」が形成されている。そして銀河団が集まって、銀河系による網の目のような巨大構造が作られている。


 (アニメーションパート)。16世紀。イタリアの修道士「ジョルダーノ・ブルーノ」は、コペルニクスの地動説を読んで影響を受け、「地球の方が太陽の周りを回っている」「太陽も他の恒星と同じ」「他の恒星にも地球と同じような星が回っている」「宇宙は無限」etcと主張した。しかし当然異端と見なされ、最後に火あぶりにされた。


 宇宙の歴史138億年を一年のカレンダーに当てはめてみて、1月1日午前0時にビッグバンが発生したとすると、人類の祖先の誕生は12月31日の真夜中辺りの話になる。



 以下、コズミックフロント独自の追加パート。宇宙カレンダーの未来版を作って、138億年後までを一年とする。

・1月1日0時0分46秒(2万年後)に、ボイジャー一号が、太陽系の端、太陽から一光年離れたオールトの雲に到達

・4月16日(40億年後)に、銀河系とンアドロメダ銀河が衝突する。銀河が衝突すると、円盤構造が潰れて丸くなってしまうのか? どうもそうでは無く円盤を維持する事もありえるらしい。



■感想

 「コスモス」という響きに胸躍らせる40〜50代は多いのでは? もう昔の事(35年前!!)ですので、今となっては内容は殆ど思い出せませんが、メチャクチャ面白くて頑張って視聴し続けたことだけは印象に残っています。そのコスモスが帰ってくるというのだからワクワクしないわけにはいきません。


 今回の21世紀版コスモスが過去バージョンと比べてどうだ、というのはもう判定のしようが有りませんが、ナビゲーターがあちこち歩き回ったり、宇宙船に乗っていたり、と雰囲気は昔のままみたいですね。内容もまずまず面白くて、とりあえず合格ですね。


 ブルーノの話は初耳だったし、またボイジャーが「二万年後にならないと太陽系から出られない」という衝撃の事実とか、色々なコネタが楽しい番組でした。



★おまけ1

●旧『COSMOS』とカール・セーガン博士について詳しく知りたい。
http://www.nhk.or.jp/space/cfn/150730.html

>『COSMOS』は1979年制作、1980年に放送された、アメリカの宇宙科学ドキュメンタリーです。番組は世界60か国に配信された大型企画で、日本でも1980年11月に放送されました。1回60分の放送枠で全13回、当時最先端のCGを駆使した映像と共に、案内役の科学者カール・セーガン博士の一人語りというスタイルで、宇宙と生命をテーマにした様々なエピソードを紹介し話題となりました。


★おまけ2

●しりとり人物館・ジョルダーノ=ブルーノ
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/REKISI/siritori/bruno.html