感想:NHK番組「人類初 目撃! 太陽系の秘境 冥王星&彗星 大冒険」(2015年7月25日(土)放送)


 NHK番組「人類初 目撃! 太陽系の秘境 冥王星&彗星 大冒険」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■人類初 目撃! 太陽系の秘境 冥王星&彗星 大冒険 | NHK宇宙チャンネル
http://www.nhk.or.jp/space/info/pluto.html

 NHK総合での視聴です(放送日:2015年7月25日(土) 19:30〜20:43)。



■番組内容

http://www.nhk.or.jp/space/info/pluto.html

>2015年夏、「ニューホライズンズ」と「ロゼッタ」が太陽系誕生の謎に挑みます!


NASAの探査機「ニューホライズンズ」は、7月14日、9年半、50億㎞もの旅の末、太陽系最果ての冥王星の上空1万㎞まで接近します。あまりに遠く小さいため、ハッブル宇宙望遠鏡でさえぼやけた像でしか撮影できなかった冥王星。現在、1周248年の楕円軌道を太陽から遠ざかる方向で移動しているため、今世紀中に冥王星に再び探査機を送ることは不可能です。この最後のチャンスを生かすため、探査機には超望遠カメラを搭載。人類は初めて冥王星の姿を目撃します。


>ヨーロッパ宇宙機関の探査機「ロゼッタ」は、去年11月、10年間、64億㎞の旅の末、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に探査機を着陸させました。太陽に最接近する夏には、彗星表面からダストや水蒸気が激しく噴出。そのようすを至近距離から観測し、想像を絶する宇宙の大絶景を地上に送ることになるでしょう。


>番組では、太陽系の成り立ちや生命誕生の謎までもひもとく重要な2つの大規模探査に密着!
>ヨーロッパ宇宙機関の管制室(ドイツ)からは、探査機が捉えた最新画像や解析結果を生中継!!
>人知を越えた驚きの絶景とともに、太陽系の成り立ち、生命誕生のドラマを紹介します。


出演者 中川翔子 中山秀征 カンニング竹山 阪本成一(国立天文台) 廣瀬智美NHKアナウンサー) 寺門亜衣子NHKアナウンサー) ドイツ中継担当

語り 古谷徹 三石琴乃

 中川翔子冥王星カンニング竹山チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星、と担当して、それぞれが探査機から得た情報(写真とか)を元に星を紹介、そして中山秀征が一区切りごとに「どっちが上か」と判定していく、という流れ。


 ナレーターコンビ(古谷徹三石琴乃)は、探査機がいつ打ち上げられて、どんなコースで冥王星やすい星に接近したか、という背景を紹介。


 また、ドイツとアメリカの科学者たちと生中継で結び、適時インタビューしたり、もあり。



■感想

 つい先日話題になったばかりの冥王星調査のニュースに、さらに去年話題になったすい星探査のニュースをカップリングしてお届け、という科学番組。あまり科学的に突っ込んだ内容は無く、過去にテレビニュースで流れたような内容をそのまま放送した、という程度。冥王星にハート型の地形が見られますね、とか、すい星の核の形はこんなです、とか、そんなもんでした。


 「生中継」とか書いていましたが、「ドイツとアメリカの科学者と生で繋がっています」というだけで拍子抜けでしたなぁ。


 まあカンニング竹山がいきなりキレたらどうしようかと思っていたら。終始真面目に喋っていたのでそこは安心しましたが、全体的に薄味でイマイチでしたねぇ。考えてみれば、この時間帯に「コズミックフロント」みたいな濃い内容の番組を期待したのが間違いだったかも。




■番組内容2

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=306&date=2015-07-25&ch=21&eid=19382

>この夏、人類は初めて太陽系最果ての冥王星と激しく変化する彗星の姿を目撃する。番組では、2つの大規模な探査に密着。驚きの宇宙絶景と共に生命誕生のドラマに迫る。


>この夏、歴史的な2つのミッションが太陽系誕生の謎に挑む。NASAの探査機・ニューホライズンズは、人類史上初めて冥王星に大接近、超望遠カメラで撮影を行う。ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の探査機・ロゼッタは彗星に着陸、ダストや水蒸気を激しく吹き出す様子を初めて至近距離から観測する。番組では2つの探査に密着。ESAからの生中継を交えて、人知を越えた驚きの絶景と、太陽系の成り立ち、生命誕生のドラマに迫る。