感想:アニメ(新番組)「だがしかし」第1話:ほたるが可愛い、コントは愉快、これは期待通り今期のナンバーワンアニメ!!


だがしかし(1) (少年サンデーコミックス)
関連サイト→だがしかし 公式ホームページ http://www.tbs.co.jp/anime/dagashi/ /『だがしかし』小学館公式サイト http://www.shogakukan.co.jp/pr/dagashikashi/
放送 BS-TBS
【※以下ネタバレ】

家業の駄菓子屋を継ぎたくない鹿田ココノツは夏休みのある日、 駄菓子マニアの不思議な美少女・ほたるに出会う。 実在の駄菓子とともに少年×少女のおかしな夏が今始まる!
美味し懐かし駄菓子コメディー、お腹いっぱい召し上がれ!!

第1話 「うまい棒とポテフと…」「コーヒー牛乳キャンディとヤングドーナツと…」

■あらすじ

・Aパート「うまい棒とポテフと…」

 とある田舎町。駄菓子屋の息子「鹿田ココノツ」は、漫画家になることを目標に日々努力しているが、父親の「ヨウ」からは常々駄菓子屋の9代目になれと言われていた。そんなある日、店に大手菓子会社「枝垂(しだれ)カンパニー」の社長令嬢「枝垂ほたる」が現われ、ヨウを枝垂カンパニーに勧誘する。なんとヨウは社長が直々に声をかけるほど、駄菓子業界では有名な人物だった。しかしヨウは、ココノツが店を継いでくれなければ街を離れられないとゴネる。それを聞いたほたるは、ココノツを駄菓子屋の後継者にしてみせると決意する。


・Bパート「コーヒー牛乳キャンディとヤングドーナツと…」

 ココノツの幼なじみで、実家の喫茶店を手伝う「遠藤サヤ」は、ココノツの身近に美人が現われたと知りイライラ。その後、サヤは田んぼに突っ込んでドロだらけの見知らぬ少女(=ほたる)を見つけ、自宅の風呂を貸す。ほたるはサヤに、町に来たのはココノツに店を継がせるという重大な仕事があるから、と(脳内で)説明するが、当然サヤには全く通じていなかった。


■感想

◆素晴らしい出来栄え!

 原作は、週刊少年サンデー連載のショート漫画で、部数減が激しい週刊少年サンデーの中にあって、毎回文句なしに楽しめる面白愉快漫画。連載スタートから一年ちょいでアニメ化を実現させるほどの今勢いのある作品です。それだけにアニメにも期待するところがあったわけですが……

 期待が大きい分、アニメはどうなるのか心配でもあったわけで。視聴前は期待と不安が頭の中でないまぜになって、本気で心臓がドクドク言ってましたよ。そしてその結果は……、デロデロデロデロデロデロデロデロ(ドラムの音)、ジャーン! うっひょぉぉぉぉ! 大当たりぃぃぃぃ! 嬉しいぃぃぃぃ!!


◆ほたるがかわいい!

 原作の魅力の一つは、美人で(あと胸が大きい)ほたるの可愛さであるわけですが、アニメもその点については文句なし! 目の中のちょっと怖いグルグル線も含めて完全再現されてます(笑) 売れっ子竹達彩奈の声もイイ感じだし。しかもいきなり1話目からシャワーシーンまでって(笑) アニメスタッフさんありがとう。くぅぅぅ、ほたるが可愛すぎて抱き枕欲しくなったわ(笑)


◆コントも愉快

 序盤のココノツとヨウの「漫画家VS編集者」コントの辺りから「これは……(笑)」とニヤニヤしながら見ていたのですが、予想通り、お笑いのセンスもイイ! ほたるが登場するなりココノツにふっかける「キングオブ駄菓子」ことうまい棒の組み合わせの勝負とか、ほたるとヨウが見せる息のあった漫才とか、とにかく楽しくて愉快で面白い!! 原作はお菓子を御題にしたコント漫画なので、原作の空気を完全に掴んでいます。よし、この脚本のクオリティなら今後も信用できる!


◆原作とは微妙に違う気もするけど……

 原作はショート漫画のため、そのままアニメ化すると一話あたり5分程度の内容です。そのため、放送前は「対象の菓子一つごとに1話で、30分間で4〜5話放送する形式」ではないか、と予想していましたが、実際のところは事実上30分一本勝負の長丁場構成となっていました。

 そのため、原作とは何かびみょ〜〜に空気が違うのですが……、しかし「原作改変許せん!」というモノでは無く、原作の譲れないポイントはキッチリ押さえてある良い変化だし、なによりほたるは原作通りに可愛い(笑)


◆今期ナンバーワンアニメ!

 この冬スタートのアニメを一通り視聴しましたが、「見ていて楽しい」「次回の放送が楽しみで楽しみで仕方ない」という点において、このアニメが文句なしのナンバーワンです。いやー、良かった良かった。これはもう例え他のアニメが壊滅しても「だがしかし」だけで三ヶ月乗り切れそうですよ(笑)



だがしかし公式ファンブック: ほたるさんと遊ぼう! (少年サンデーコミックススペシャル)

スタッフ
【原作】コトヤマ「だがしかし」(「週刊少年サンデー小学館刊)
【監督】高柳滋仁
【シリーズ構成】高柳滋仁、加茂靖子
【脚本】加茂靖子、浦畑達彦、横手美智子
【キャラクターデザイン】神本兼利
【音響監督】本山哲
【音楽】大隅知宇、信澤宣明
【音楽制作】ポニーキャニオン


キャスト
枝垂(しだれ)ほたる:竹達彩奈
鹿田ココノツ:阿部敦
遠藤サヤ:沼倉愛美
遠藤豆:鈴木達央
鹿田ヨウ:藤原啓治


音楽
【OP】MICHI「Checkmate!?
【ED】竹達彩奈Hey!カロリーQueen