感想:アニメ「クロムクロ」第2話「黒き骸は目覚めた」:SFロボットアニメとして久々に期待が持てる展開


TVアニメ「クロムクロ」EDテーマ 「リアリ・スティック」(通常盤)(CD ONLY)

TVアニメ「クロムクロ」公式サイト http://kuromukuro.com/index.html
放送 AT-XAT-Xが最速放送)

【※以下ネタバレ】

第2話 黒き骸は目覚めた (2016年4月14日(木)放送)

あらすじ

 海からは巨大なロボットと無数の小型ロボットが上陸し、黒部の研究所へ向けて進行していた。一方、黒部の研究所では、由希奈がザ・キューブから現われた若者「青馬剣之介時貞(おうま・けんのすけ・ときさだ)」の様子を見に行くが、剣之介は牢を脱走すると、由希奈を「姫」と呼び一緒に連れて行く。途中で剣之介は人違いだと気がつくが、そこからキューブを呼び寄せて、乗り物に変形させると、由希奈と共にもう一つのアーティファクトへと突っ走る。剣之介はアーティファクトを「ムクロ」と呼び、キューブを頭部に接続すると、そのまま研究所をとびだし、「鬼」を目指して富山市へと向かう。富山市内で剣之介・由希奈のムクロと巨大ロボット部隊が激突し、ムクロは苦戦しつつも勝利するが、止めを刺そうとした時、敵の大将格のロボットは空中に浮遊しそのまま消えてしまった。


脚本:檜垣 亮/絵コンテ:岡村天斎/演出:岡村天斎作画監督:宮川智恵子 伊藤依織子/総作画監督石井百合子


感想

 なかなか手堅い出来栄えで気に入りました。近年見かけなくなった正統派SF巨大ロボット物という事で、どことなく懐かしさを漂わせつつも、2010年代のセンスでしっかりと作られていてイイ感じです。

 フルCGによる巨大ロボのバトルシーンは、ややぎこちないものがありますが、10年前のレベルに比べれば全く問題なし。また悪の巨大ロボが遠くをずんずんと歩いていくシーンなど、怪獣映画のワンカットの様な場面もあり、見せ方を心得ているなぁと思いました。

 2話目もクオリティが落ちなかったし、一気にこの春の期待作に躍り出たという感じですね。