感想:アニメ「クロムクロ」第13話「祭囃子に呼ばれて」


TVアニメ「クロムクロ」EDテーマ 「リアリ・スティック」(通常盤)(CD ONLY)

TVアニメ「クロムクロ」公式サイト http://kuromukuro.com/index.html
放送 BS11。全26話。

【※以下ネタバレ】

第13話 祭囃子に呼ばれて

あらすじ

 夏休み明け。富山に新たに「スパイダー」と呼ばれる大型ジオフレームが襲来するが、クロムクロ他の攻撃に損傷して、山中に姿を消す。実はこの機体の搭乗者は上司たちに無断で出撃していた。

 一方、由希奈たちの学校では文化祭が近づいていた。由希奈のクラスでは、茅原がぶちあげた「教えて! エフィドルグ」という討論会の企画が通り、由希奈・剣之介・ソフィーが登壇して解答する、という事に決まる。文化祭当日は、客が集まるようにコスプレ祭りが同時に行なわれていたが、そのためエフィドルグの一人が学校に入り込んだのに、皆リアルなコスプレだと感心するだけだった。そして登壇している剣之介にエフィドルグが切りかかってくるが、剣之介は相手が「姫」だと気がつき躊躇している間に腹を刺される。


脚本:森田 繁/絵コンテ:鎌倉由実/演出:神原敏昭/作画監督:佐藤友子 山本径子 桝井一平/総作画監督:西畑あゆみ


感想

 全26話なので折り返し回ですが、にもかかわらず、尺の殆どを文化祭の話で使い切ってしまうというゆるやかな展開の回。「宇宙からの侵略者と巨大ロボでバトルするアニメ」というのはこっちの思い過ごしで、P.A.WORKS的にはいつものとおりの学園ドラマを作っているつもりなのかしらん、と思えてきましたよ。

 今回はエフィドルグの幹部の一人が姫だとばれる衝撃回でしたが、以前にフスナーニが鷲羽家の部下の一人だったとバレたときに、知り合いから既に「姫も敵として戻ってくるのでは?」と予告されていたので、あんまり驚きなし。ようやくそのカードを切ったのか、と思った程度。

 過去13回かけてあまりたいした進展が無いのに、残り13回で敵の正体とか地球に来た目的とかくるる石って何とか姫が寝返った(?)理由とか由希奈の父親の話とか消化できるのか?という心配しか感じない…… それと、茅原純大が相変わらず自分の利益のことしか考えていないクソ野郎なので、その点でもこのアニメの評価がゆるやかに下落中だしなぁ。