感想:アニメ「クロムクロ」第14話「祭に踊る羅刹」


TVアニメ「クロムクロ」EDテーマ 「リアリ・スティック」(通常盤)(CD ONLY)

TVアニメ「クロムクロ」公式サイト http://kuromukuro.com/index.html
放送 AT-X(最速放送)。全26話。

【※以下ネタバレ】

第14話 祭に踊る羅刹

あらすじ

 剣之介は雪姫そっくりのエフィドルグの戦士ムエッタ(豊崎愛生)に刺され倒れるが、止めを刺そうとしたムエッタを、以前由希奈を助けた「鬼」がくい止める。グラハムたちは今まで「エフィドルグ=鬼」と考えていたが、その鬼がエフィドルグとは別物で、しかも対立している第三の勢力らしいと知り混乱する。

 一旦逃亡したムエッタは母船からジオフレーム「メドゥーサ」を呼び寄せて研究所に進撃し始め、さらに先日姿を消した「スパイダー」の操縦者ミラーサも、手柄を奪われる事を恐れ、再度襲撃してきた。研究所に運び込まれた剣之介は驚異的な速さで回復し、クロムクロで迎撃に出る。クロムクロは敵二体の攻撃に押されるものの、由希奈は敵が上手く連携できていない事を見抜き、ソフィーはあらかじめ用意していたクロムクロとGAUS二体の連携フォーメーションを試して、敵を同士討ちさせる事に成功する。ムエッタは破損したミラータの機体を抱えて退却し、二体とも母船に回収された。


脚本:檜垣 亮/絵コンテ:伊藤秀樹/演出:岩月 甚/作画監督:杉光 登 三浦奈菜/総作画監督石井百合子


感想

 久しぶりに充実した回でした。洗脳された雪姫様ことムエッタが本格的に物語に絡んできたし、以前少しだけ顔を出した「鬼」もしっかり再登場したし、敵ジオフレーム二体との激しいバトルシーンも有ったし、いっつもこのテンションなら良いのになぁ、と思わせるハイクオリティ回でした。

 今までは剣之介の証言から「鬼=エフィドルグ」だと信じ込まされていたものの、実は叙述トリック的なアレで、エフィドルグと鬼は別物だった的な真相がありそうで、ちょっと面白くなってきた。また「鬼」がムエッタの戦い方を見て「知識があっても実技が伴ってない」的なコメントを発していましたが、やっぱりエフィドルグ本体は人間に寄生する物なのか、とかいうところも上手く引っ張ります。もっとも今までの拙い話の進め方からすると、後半もあんまり上手く「驚愕の真相」が明かされるというのは期待薄ですけどね……

 あと、知り合いが暴漢に襲撃されて死にかけているのに楽しげに撮影を続ける人非人・茅原純大はどうにかして早く消えて欲しいのですが、どうせ最後まで生き残るのだろうなぁ、と思うと、今から無性に腹立たしい。


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