感想:アニメ(新番組)「タイムトラベル少女〜マリ・ワカと8人の科学者たち〜」第1話「賢者なるギルバート」


タイムトラベル少女 -マリ・ワカと8人の科学者たち-?もふもふひざ掛け?キービジュアル柄

タイムトラベル少女〜マリ・ワカと8人の科学者たち〜 http://mariwaka.com/
放送 AT-X。全12話。

【※以下ネタバレ】

中学2年生の早瀬真理は、何事にも一生懸命で元気な女の子。
3年前に失踪した世界的科学者である父・永司からもらった
ペンダント・アーミラリーコンパスをいつも大切にしている。
ある時真理は、親友の水城和花の兄・旬の部屋で、
かつて永司の研究室で見かけた本(『磁石と電気の発明発見物語』)を見つける。
真理は開いたその本からあふれたゆらぎに包まれて、タイムスリップしてしまうのだった。


アーミラリーコンパスが示すタイムスリップの先々で、
真理は様々な科学者たちと出会い、和花や旬と共に行方不明の永司の足跡を追ってゆく。
そこへ、同じく永司の行方を追っていた実業家・御影丞の動きが影を落とす。
現代での永司失踪をめぐるドラマが縦軸に、
過去で真理たちと科学者が繰り広げる発明・発見に関わるドラマが横軸に展開され、
それらが次第にシンクロして行く。

第1話 賢者なるギルバート

あらすじ

 中学二年生の早瀬真理の父親・永司は高名な科学者だったが、三年前から行方不明になっていた。ある日、真理は親友の水城和花の家に遊びに行くが、和花の兄・旬の部屋で本を開いたところ、突然姿が消えてしまう。真理は次の瞬間1600年のイギリス・ロンドンに移動しており、そこで真理は本に載っていた科学者兼医者のギルバートに出会う。そして真理はギルバートが永司と以前出会ったらしいことを知る。当時ギルバートは、何故磁石が北を向くのかを研究していたが、真理は理由が答えられない。

 一方、和花は旬から、例の本は3年前に永司から預かった事を聞かされる。二人は手がかりを求め、永司の研究所に向かい、無人の筈の研究室の地下で何かが動いているのを見つける。一方、怪しげな男も研究室に動きがあることに気が付いていた。


感想

 評価は△。

 テレビ東京系で朝放送が始まった、小学生向け科学番組的なアニメ。なんとなくNHKがやりそうな感じの企画であります。

 このアニメのウリ(?)は、スフィアの四人(豊崎愛生寿美菜子戸松遥高垣彩陽)がレギュラー枠で四人揃って出演している事。2013年放送の「夏色キセキ」以来の競演ですが、何故こんな企画でそういうことをしますか、という気持ちですが……、まあ別に特別な意図は無く、普通にキャステイングしたらたまたま四人そろっちゃいましたー、的なアレなのかしらん。

 イカスのがキャラデザで、女の子の顔つきがどう見ても「1990年代」してます。天地無用とかあの頃のテレビ東京アニメはこんなキャラが一杯いたなぁ、と妙に懐かしくなってしまったのですが、このレトロ感も狙っているのか、キャラデザの人の絵柄が古いだけなのかよくわからない。

 内容は「まんがはじめて物語」みたいに、真理が過去に行って色々体験してはい今回はおしまい、みたいな教育的内容かと思いきや、意外にもミステリー仕立てだったりして、多少意表を付かれました。当然熱狂する内容では有りませんが、なんとなく面白いので次回もワクワクしながら視聴する予定。しかし、豊崎愛生はアホっぽいキャラをやらすと相変わらず絶品ですなぁ。

スタッフ情報
【監督】ヤマサキオサム
【シリーズ構成】ヤマサキオサム
【脚本】広田光毅中村能子、久保幸湖、ヤマサキオサム
【助監督】久城りおん
【キャラクターデザイン・総作画監督】小林多加志
【サブキャラクターデザイン・総作画監督補】佐々木敏
【プロップデザイン】水谷麻美子
色彩設計】辻田邦夫
美術監督】安田ゆかり
【音響監督】長崎行男
【音楽】黒石ひとみ
【アニメーション制作】ワオワールド


音楽
【OP】A応P「希望TRAVELER」
【ED】エラバレシ「ミス・ラビット」


キャスト
早瀬真理:豊崎愛生
水城和花:寿美菜子
水城旬:木島隆一
早瀬永司:森川智之
御影丞:坪井智浩
早瀬晶:戸松遥
早瀬理香:福緒唯
水城麗:井上喜久子
市川風太山下大輝
黒木さつき:高垣彩陽
大川透
三木眞一郎
中村大樹
森久保祥太郎
遊佐浩二
前野智昭
石田彰
羽多野渉