機動戦士ガンダムUC[ユニコーン] http://www.gundam-unicorn.net/ova/index.html
放送 アニマックス 全7話。
【※以下ネタバレ】
第7話 『episode 7 虹の彼方に』(発売日:2014年6月6日)
あらすじ
■episode 7「虹の彼方に」
地球連邦政府転覆の可能性を秘めた『ラプラスの箱』の在処が遂に明かされた。その場所は、事件の始まりの地、〈インダストリアル7〉の〈メガラニカ〉であった。ビスト財団当主代行のマーサ・ビスト・カーバインは、財団権益を保持すべく、地球連邦政府中枢を担う移民問題評議会議長ローナン・マーセナスと、 甥のアルベルト・ビストを伴ってシャイアン基地に直行し、事態の始末を図ろうとする。一方、『箱』を奪取せんと先行したフル・フロンタルを追い、〈インダストリアル7〉に急ぐバナージだが、眼前に《バンシィ・ノルン》を駆るリディ と、アンジェロの《ローゼン・ズール》が立ち塞がる。『箱』の守人、サイアムが待つ〈メガラニカ〉に到達する者は果たして――。
ユニコーンをリディのバンシィが襲撃するが、そこにマリーダのクシャトリヤが割って入る。マリーダはリディに殺されるが、その時の色々でリディは虚脱状態に陥る。
バナージとミネバは「メガラニカ」(?)にたどり着き、サイアム・ビストと対面し、また「ラプラスの箱」の中身を知る。それは宇宙世紀がスタートした時点で作られた「宇宙憲章」を刻んだ石碑で、首相官邸ラプラスが破壊されたときにビスト財団が手に入れたものだった。
憲章には既知の条文の他にもう一つ、「宇宙に適応した人類が現われた場合は、政府に参画させる事」という内容が刻まれていた。しかし後に連邦の政治家はこの文章を無かった事にして、宇宙植民者を弾圧していた。今となっては、この条文の存在がばれれば大騒ぎになってしまうので、政府とビスト財団はこれを隠し続けていたのだった。
そこにフル・フロンタルの「ネオ・ジオング」が現われ、ガンダム二体と決戦となるが、うやむやの内にバナージが勝利した。さらに連邦政府はサイド7ごとラプラスの箱を消し去るため、コロニーレーザー(グリプスII)を発射するが、ユニコーンがバリアで防いでしまった。そしてミネバがビスト財団の協力で、地球中に箱の秘密を放送し、メガラニカとネェル・アーガマが連邦軍の追跡を逃れて宇宙のどこかに行っちゃうシーンで〆。
感想
ふーん。まあ「ラプラスの箱」の中身は、それなりに説得力があったので良かったとしますか。
しかしやたらニュータイプニュータイプ連呼しだしたり、バナージとフル・フロンタルがバトル中に時空を旅しちゃったり、ガンダムごときがコロニーレーザーのエネルギーを完封したり、と、最後になってなんなんだ感が充満してしまったのはちょっと醒めました。
さらに、フル・フロンタルは「赤い彗星の再来」どころかご本人だったのですね。最後にララァとアムロの幽霊(?)がお迎えにて本人も消えてしまうとか、うーん、なんだそりゃ。
という事でかなり辛い評価とあいなりました。とりあえず「ガンダムについての一般教養」として視聴しましたが、それ以上の意味は無かったかなぁと。
■スタッフ
原作:
矢立肇・富野由悠季
監督:
古橋一浩
脚本:
むとうやすゆき
オリジナルキャラクターデザイン:
安彦良和
アニメーションキャラクターデザイン:
高橋久美子
モビルスーツ原案:
大河原邦男
メカニカルデザイン:
カトキハジメ・石垣純哉・玄馬宣彦
メカニカルデザイン協力:
明貴美加
ディスプレイデザイン:
佐山善則・上村秀勝
設定考証:
小倉信也
ストーリー:
福井晴敏
音楽:
澤野弘之
音響監督:
木村絵理子
美術監督:
池田繁美
色彩設計:
すずきたかこ
撮影監督:
葛山剛士・田中唯
CGディレクター:
藤江智洋
編集:
今井大介
アニメーション制作:
サンライズ
■キャスト
バナージ・リンクス:
内山昂輝
オードリー・バーン(ミネバ・ラオ・ザビ):
藤村歩
タクヤ・イレイ:
下野紘
ミコット・バーチ:
戸松遥
リディ・マーセナス:
浪川大輔
ミヒロ・オイワッケン:
豊口めぐみ
マリーダ・クルス:
甲斐田裕子
フル・フロンタル:
池田秀一
アンジェロ・ザウパー:
柿原徹也
スベロア・ジンネマン:
手塚秀彰
カーディアス・ビスト:
菅生隆之
サイアム・ビスト:
永井一郎
アルベルト:
高木渉
フラスト・スコール:
小山力也
ダグザ・マックール:
東地宏樹
ブライト・ノア:
成田剣
ロニ・ガーベイ:
伊瀬茉莉也