アイドル事変 公式ポータルサイト http://idoljihen.jp/
放送 BSフジ。
【※以下ネタバレ】
舞台は現代の日本に良く似た、パラレルワールド的な[ニッポン]
広がる所得格差、しのび寄る環境汚染、打つ手なしのゴミ問題、
当事者不在の議論が続く待機児童、繰り返される汚職の数々…
あふれる問題や不満に対し何一つ対策を打つことのできない既得権益にまみれた政府。
そんな八方ふさがりな状況のニッポンでついに“アイドル”たちが立ち上がった!
ヒロイン党 賛来党 スターライ党 美少女党 わかば党 サブカル党 SOS党
7つのアイドル政党から、各都道府県の代表として国会議員となったアイドルは、
ニッポンを覆う閉塞感を歌とダンスで正面突破!!
国民の笑顔を取り戻し、
輝きのオーラでニッポンを包み込んでいく!!!
第1話 『事変01 私が国会議員になっても』
あらすじ
現役アイドルが国会議員「アイドル議員」となって国政に参加している日本。
新潟で補欠選挙が行われることになり、「ヒロイン党」党首の「近堂幸恵」は、立候補者を探している最中、「星菜夏月」という少女を見かけ、感じるものがあり、声をかける。そして東京にやってきた夏月は、「通称『アイドル坂』を一番最初に上まで駆け上がったものが候補者になる」というレースに勝ち抜き、見事候補者を射止める。
しかし地元に戻った夏月は、選挙のイロハも知らないため、市民に全く話を聞いてもらえない。しかし幸恵は夏月のサポートのため、人気アイドル議員「鬼丸静」を呼び寄せていた。幸恵は夏月の応援のため、静と夏月のライブを企画していた。しかし、静は、自分が認める人間でなければ一緒に歌わないと宣言し、夏月を徹底的にしごくが、最終的に自分の求めるレベルに達しなかったと言って去ってしまう。
ライブでは、静が来ないことに客が騒ぎ出し、収拾がつかなくなりかける。しかし、静は自分が特訓で筋肉痛になったのに夏月は平気だったことから認める気になり、ライブに登場し結果的にライブは大成功だった。そして夏月は見事に当選し、赤カーペットを踏むことができた。
感想
評価は△。
放送前に見た公式サイトのトップ絵があまりにも雑だったうえに、スマホゲームが原作と知って、「これは、十段階評価で行けばせいぜい1くらいの出来だろう」と全く期待していなかったのに、見てみたら実際は「2」くらいの内容だったので、ちょっと感心したです。
内容は、おおざっぱに言えば、最近はもう定番となった「女の子がアイドルになって歌って踊って」系アニメ。しかし、この手のテーマは、普通のアニメより「楽曲」に高いレベルが求められるうえ、「ダンスシーン」という難しいことをしなくちゃいけないので、総合的にハードルが高くなるのに、何故みんな無謀にも挑戦するのか…… 当たればでかいとは言え、大手でないと手を出しちゃいけないテーマだと思うのですけどね……
話自体は大したことはなかったのですが、ちょっとおおっと思ったのは声優。まず鬼丸静役が渕上舞なのですが、新境地というかそんな感じ。今までガルパンの西住みほとか、アルペジオのイオナとか、フワフワ系のキャラばっかりやっているイメージがあったのですが、このアニメでは気の強い系のアイドルを担当していて、ちょつと目新しい感じです。あと、上田麗奈も「ほやーっとしたお姉さん」キャラ役で、これも(私には)珍しい光景でした(井上喜久子がやってそうなキャラですよ)。
ということで、すんごく面白いという訳ではないのですが、思ったよりはかなりマシだったので、もちっと見て見たいところではあります。
一言メモ
サブタイトルの元ネタは多分、森高千里の「私がオバさんになっても」でしょう。
もう一言
それにしても、今期のLynnという声優の躍進ぶりが怖いくらい……、見るアニメ見るアニメどこにでも出演している気がするのですが……
制作会社
MAPPA、VOLN
スタッフ情報
【原作】「アイドル事変」(MAGES.)
【キャラクター原案】CUTEG、Tiv、もっつん*、みことあけみ、空中幼彩、蜜桃まむ
【アニメーションキャラクター原案】Tiv
【監督】吉田大輔
【キャラクターデザイン・作画監督】石井舞
【シリーズ構成】高山直也
【脚本】川嶋澄乃、林壮太郎
【アニメーションキャラクター原案】Tiv
【サウンドプロデュース】つんく♂
キャスト
星菜夏月:八島さらら
鬼丸静:渕上舞
近堂幸恵:上田麗奈
不動瑞希:Lynn
桃井梅:仲谷明香
天羽くるは:吉田有里
小水流ミカ:赤﨑千夏
闇†林檎様:山本希望