感想:アニメ「キャプテンフューチャー」第10話「海底の罠」

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東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。

【※以下ネタバレ】
 

第10話  海底の罠 (「挑戦! 嵐の海底都市」より)

 

あらすじ

 さそり座ラムダ星。フューチャーはスヴァロ社長から話を聞こうとするが、その途端破壊王(レッカー)の一味が出現し、グラヴィウム鉱山は破壊され、スヴァロは死んでしまった。

 フューチャーメンは、破壊王の陰謀を食い止めるため、まだ無事なグラヴィウム鉱山がある最後の惑星ベーム星へと向かった。ここでは、鉱山の社長のジュリアス・ガン、クアルス・クル、オルル・リブドの三人が互いを破壊王だと疑い、いがみ合っていた。この星の鉱山三か所は全て海底に有ったが、早速第一坑が海中からの攻撃を受けて破壊されてしまう。フューチャーは襲撃者が白い潜水服を着た何者かであることを知る。

 ベーム星の原住民は、破壊王から「星から地球人を追い出す」という話を持ち掛けられ、一味と協力していた。グラッグは一味の基地の近くでクアルス・クルの姿を目撃する。直後、破壊王一味の潜水宇宙船が第二坑を襲撃・破壊してしまった。フューチャーは破壊王に迫るものの、惜しくも取り逃がしてしまう。

 やがてフューチャーたちが捕虜にしていた破壊王の手下が、失神状態でうわ言をしゃべりだすが、その言葉は全く未知の言語だった。フューチャーは、この捕虜は肉体は地球人だが、精神は全く別の生物のものが宿っていると推測する。続く。


感想

 相変わらず密度が凄いというか、小説一冊分を四回でやっちゃうわけだから、みっちり詰め込まないといけないわけで……、

 破壊王は、先輩の(?)宇宙帝王とは違って小物臭さが爆発で、今回も自ら宇宙船で鉱山を襲撃しますが、乗機がフューチャーのコメット号に撃墜され、命からがらパラシュートで逃げ出す有様……、悪の大ボスというより現場で汗をかく怪人みたいな立場です。まあ、だから八奈見乗児氏の声が良く似合いますけどね。
 
 

一言メモ

 今回から番組開始前の前口上が微妙に変わりました。

1~9話バージョン

時は未来、所は宇宙
光すら否む(ゆがむ)果てしなき宇宙の海へ、愛機コメットを駆るこの男
銀河系最大の科学者であり冒険家、カーティス・ニュートン
だが人は彼をキャプテン・フューチャーと呼ぶ

今回から

時は未来、所は宇宙
光すら否む(ゆがむ)果てしなき宇宙へ、愛機コメットを駆るこの男
宇宙最大の科学者であり冒険家、カーティス・ニュートン
だが人は彼をキャプテン・フューチャーと呼ぶ


変更点は
・果てしなき宇宙「の海」へ→果てしなき宇宙へ
・「銀河系」最大の科学者→「宇宙」最大の科学者
の二か所です。
 
 

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アニメ「キャプテンフューチャー」あらすじ・感想まとめ


挑戦! 嵐の海底都市/脅威! 不死密売団 <キャプテン・フューチャー全集2> (創元SF文庫)