感想:アニメ「正解するカド」第3話「ワム」

正解するカド クリアファイル

正解するカド KADO: The Right Answer http://seikaisuru-kado.com/
放送 BSフジ。

【※以下ネタバレ】
 

第3話 ワム

 

あらすじ

 真道&ヤハクィザシュニナに対し、日本政府は国際交渉官・徭沙羅花(かけい・さらか)(M・A・O)を立てて交渉することになった。ヤハクィザシュニナの希望により、交渉は全て取材陣に公開されることになった。

 ヤハクィザシュニナは、この宇宙の外側にある高次元世界「ノヴォ/異方」からやってきたこと、カドとはこの宇宙と異方との境界であること、を説明する。また日本に出現したのは「ユノクル」という精神的な何かが満ちていたからだと説明し、真道は日本人が精神的に満ち足りているという概念だと解釈していた。

 さらにヤハクィザシュニナは、この宇宙に来た目的を「世界を推進するため」と説明し、「ワム」というボール状の物体を出現させる。それは異方から電力を引き出すもので、その供給量は「無限」だと説明され、政府側は驚愕する。

感想

 うーん、展開が遅ーい。もっとテキパキ進められないものかなぁ。筋は悪くないと思うのですが、無用に間を取っているというか無駄に引き伸ばしに出ているというか、とにかくまどろっこしい。

 さて、今回の展開ですが、アシモフSF小説「神々自身」を彷彿とさせます。「神々自身」も、現代人があることから、異宇宙から莫大なエネルギーを得る方法を見つけるものの……、という話です。方向性が似てます。ただ、当然「うまい話には裏がある」訳で、このアニメでも「無限エネルギーに飛びついたら、後から恐るべき対価を要求される」という話じゃないかなと。


 このアニメでもメインヒロインの声はM・A・Oでした。凄い働きぶり。最近はやたらメインヒロインを務めているのを見かけますし、今期だけでもツインエンジェルBREAKひなこのーととこれと、と大活躍です。まあ、声に個性が無くて無味無臭という感じしかしませんけど……


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