感想:アニメ「フレームアームズ・ガール」第12話(最終回)「ラストバトル/君に贈るもの」

Tiny Tiny/水色のFantasy 【通常盤(CD)】

TVアニメ『FRAME ARMS GIRLフレームアームズ・ガール】』公式サイト http://www.fagirl.com/
放送 BS11。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第12話(最終回) ラストバトル/君に贈るもの

 

あらすじ

・Aパート ラストバトル

 スティレットたちは、轟雷とフレズヴェルクの戦いに加勢するため、バトル空間に入ろうとするが弾き飛ばされてしまう。FAガールの体ではバトル空間に侵入できず武器しか送れないと解ったスティレットたちは、自分の装備に意志を移して轟雷たちのところへ向かう。轟雷は皆の意思を宿した武器の助けを借り、フレズヴェルクに勝利した。

 ところが直後轟雷はファクトリーアドバンスから差し向けられたドローンに捕まり、連れていかれてしまった。あおたちは轟雷奪回のためファクトリーアドバンスに殴りこもうと話し合っていると、ひょっこり轟雷が帰ってくる。轟雷が連れていかれたのは細かい不具合を修理するためで、またフレズヴェルクがおかしくなっていたのは、戦闘能力向上のための設定に不備があり、本姓の性格が消されていただけだった。



・Bパート 君に贈るもの

 クリスマス。あおはFAガールたち(含むフレズヴェルク)と共にパーティを開き盛り上がる。轟雷はあおに苗字が欲しいとねだり、轟雷は「源内轟雷」となった。翌日、轟雷以外のFAガールは、轟雷とあおのような関係を築けるマスターを探すため旅に出ると言い出す。そして湿っぽくならないように、各FAガールがユニットで曲を披露して盛り上げる。そしてFAガールはあおの家から旅立っていった。

 最後、ファクトリーアドバンス社内で新しいFAガールが目覚めたシーンでおしまい。


監督:川口敬一郎 脚本:赤尾でこ 絵コンテ:川口敬一郎 演出:川口敬一郎 作画監督新田靖成、島沢ノリコ、北川大輔


感想

 「最後だけシリアスとかありがち」とか「バトルだけで最後まで行ったらつまらんなぁ」とか、全く期待せずに見始めたら、つまらないバトルはとっとと切り上げて、後半は愉快な感じできちんとお別れになったので、予想よりはましな最終回でした。

 しかし、ラストシーンがねぇ……、新キャラ出してきて、第二期をやる気満々のオチじゃん!


総括

 評価は(ぎりぎり)○。

 美少女小型ロボットが主役のアニメ云々という事で、2012年のアニメ「武装神姫」と何が違うのか、と思って見始めたら、うん……、違うと言えば違うけど、何にしても安っぽいアニメだったなぁ……


 一人暮らしの女子高生「源内あお」の元に「フレームアームズ・ガール」(FAガール)というロボットの「轟雷」が送られてきた。FAガールは、ファクトリーアドバンスという会社が開発した製品で、轟雷は試供品的に多くの人に提供されたのだが、起動させることが出来たのはあおだけだった。かくして、轟雷に関するデータを収集するため、あおの家には次から次へと新顔のFAガールが押し掛けてくることに……


 主人公(なぜか一人暮らし)の元に美少女小型ロボットが次から次から現れてもう大騒ぎ!という点は、武装神姫そのままで、全く工夫が無いので呆れました。多少違う点といえば、FAガールたちがデータ収集のために定期的に仮想空間でバトルを繰り広げる、という設定でしたが、そこも「ガンダムビルドファイターズ」シリーズのパクリみたいで、全然感心できなかったし……

 まあ、すぐにバトルとかそういう路線は放棄して、以降「あおとFAガールたちによるコント路線」に切り替えて、そこそこ面白くなりはしたのですが、良くなったと言っても別に「質が高い」という訳ではなく、「真面目にバトルアニメするよりはまだマシ」という程度の話でして……

 結局最後まで真剣に視聴する/語るほどの内容にはならず、「まあ暇つぶしには使えるか」程度のアニメに終始しました。キャストは日笠陽子以外はほぼ知らない声優ばっかりだったし、結局は新人育成アニメという物以上ではなかったなぁ……
 

ある日の早朝、普通の女子高校生あおの元に届けられた謎の小包。開けるとそこにはフレームアームズ・ガールと呼ばれる完全自律型の小型ロボット『轟雷』が入っていた。

おもちゃだ! プラモデルだ!

しかし轟雷はただのフレームアームズ・ガールではなかった。通常の人工知能以上に高度な、人格を有する人工自我、AS(アーティフィシャル・セルフ)を搭載した最新型の試作機だったのだ。しかも轟雷を起動できたのは世界中であおたった一人。

バトルデータを収集し、感情を学んでいく「フレームアームズ・ガール・轟雷」。フレームアームズ・ガールの知識0(ゼロ)の「少女・あお」。

かくして、あおと轟雷、少女とフレームアームズ・ガールの奇妙で楽しい、きゃっきゃうふふな日常がスタートする!



制作会社
ZEXCS、studioA-CAT


スタッフ情報
【原作】壽屋
【監督】川口敬一郎
【FAガールベースデザイン】島田フミカネ柳瀬敬之
【シリーズ構成】赤尾でこ
【キャラクターデザイン原案】島田フミカネ
メカニックデザイン柳瀬敬之
【キャラクターデザイン】川村幸祐
【CGディレクター】後藤優一
【音楽】帆足圭吾MONACA)、石濱翔MONACA
【音響監督】飯田里樹
【制作】ハートビット


キャスト
源内あお:日笠陽子
轟雷:佳穂成美
スティレット:綾瀬有
バーゼラルド:長江里加
マテリア姉妹:山崎エリイ
アーキテクト:山村響
迅雷:樺山ミナミ
フレズヴェルク:阿部里果

 
 
TVアニメ『フレームアームズ・ガール』 エンディング・テーマ「FULLSCRATCH LOVE」【通常盤】
フレームアームズ・ガール ミュージック・アルバム~轟雷、スティレット、バーゼラルド~【初回限定盤】
フレームアームズ・ガール ミュージック・アルバム~マテリア姉妹、フレズヴェルク~【初回限定盤】
フレームアームズ・ガール ミュージック・アルバム~アーキテクト、迅雷~【初回限定盤】