アニメ「ラーメン大好き小泉さん」公式サイト http://ramen-koizumi.com/
放送 BS11。全12話。
【※以下ネタバレ】
第12話(最終回)「名古屋」「再会」 (2018年3月22日(木)深夜放送)
あらすじ
「名古屋」
第11話の「大坂」の続き。悠は従妹の絢音の引越しの手伝いを済ませて一緒に新幹線で東京に向かっていたが、名古屋で停車した際、窓の外に小泉さんの姿を見かけ、衝動的に下車してしまう。しかし小泉さんの姿は見当たらず、さらに所持金は500円しかないので、移動もままならない。困った悠は、潤たちに連絡を取って泣きつき、潤と美沙から小泉さん宛てに連絡を取ってもらうことになった。
そして潤はあても無く街をさまよっていたが、500円で食べられそうなラーメン店を見つけ、中に入る。するとそこでばったり小泉さんと再会する。小泉さんは大阪から東京に戻る途中、名古屋のご当地ラーメンを食べたくなり、予定を変更して下車したのだという。悠は小泉さんにお金を借りてラーメン店巡りに同行した後、新幹線で東京まで連れ帰ってもらう。ようやく帰京したした悠は、兄の修に死ぬほど怒られて〆。
「再会」
秋。小泉さんは風邪をひいて学校を休んでしまい、悠は心配して連絡を取ろうとするものの、全く反応が無い。二週間後、ようやく小泉さんが登校してくるが、いつも下校時にしつこく小泉さんにまとわりつく悠が、今日に限っては素直に小泉さんを一人で下校させる。悠は小泉さんは休んでいた間全くラーメンを食べられなかったと聞き、あえて一人でゆっくり食べさせてあげようと(柄にもなく)配慮したのだった。
小泉さんは二週間ぶりにラーメン屋に入り、久しぶりのラーメンに歓喜の涙を流す。そしてその姿を、いつものようにストーキングしていた悠が満足そうに眺めていた。そして最後、店から出てきた小泉さんに悠・潤・美沙が追いつき、一緒にラーメンを食べに行くオチで〆。
脚本:髙橋龍也
絵コンテ:セトウケンジ、小野 学
演出:藏本穂高
総作監:谷 拓也、小関 雅、桜井正明
作画監督:谷 拓也、小関 雅、髙橋成之、山村俊了
感想
1本目。悠が最初に入ったのは「スガキヤ」。名古屋では有名なラーメンチェーンらしいです。優が頂いたのはこちら。
↓
玉子入ラーメン
http://www.sugakico.co.jp/menu/noodle_menu/entry-1292.html
税込みで370円て安っ!
台湾ラーメンはこちらの店のようです。
↓
元祖台湾ラーメン | 味仙本店 - 元祖名古屋名物台湾ラーメンの中国台湾料理店
http://www.misen.ne.jp/ramen
そして名古屋といえばこの人(?)の、名古屋駅のナナちゃん人形も忘れずに写ってました(笑) しかし『ベトコンラーメン』ってスゴイネーミングだな……
2本目。小泉さんが食したのはこちらの店。
荻窪ラーメン……、ラーメン業界はいくらでも新規用語が出てきて困りますな……
総括
評価は○(面白かった)。
鳴見なるが隔月誌「まんがライフSTORIA」で連載しているグルメ系漫画のアニメ化作品。原作が大好きなのですが、アニメも原作の良さを生かし切った素晴らしいアニメで今期のアタリ作品でした。
女子高生・大澤悠は美少女転校生の小泉さんと仲良くなるきっかけを探していたが、小泉さんはクラスメートの誰とも話そうとしない孤高の存在で話すきっかけすらつかめない。そんなある日、悠は小泉さんがラーメン好きだという意外な一面を知り、以後ラーメンをネタに積極的に小泉さんにまとわりついていくことに……
原作漫画は、美少女の小泉さんが毎回ひたすらラーメンを食べるだけという漫画で、そのギャップが楽しかったのですが、アニメの方は原作中に登場したモデルの店に取材して、店舗の様子もメニューもきっちり実在のものを再現登場させているので、グルメガイドとして実用性が抜群というのが評価高、でした。
さらに劇中での料理の描写が実に上手く、また食べるときの音がまた実に美味そうなので、食べ歩き系グルメアニメとして実にいい出来でした。今までは「アニメの絵の質感では美味そうな料理を描写することは不可能。よってグルメ物アニメという物は無理でしかない」と考えていましたが、この作品を見て考えを変えました。毎回、放送が終わった後、食欲に突き動かされて「今回の舞台になった店は……」とかネット検索して、メニューの写真を確認しましたもん(笑)
また、「グルメもの=おっさんキャラ」という昔のパターンを打破し、美少女女子高生四人による学園物とグルメの合体というのもナイス。可愛い女の子が大好きな視聴者には嬉しい作品でした(笑) 声は悠のあやねる/佐倉綾音はともかく、小泉さんの竹達彩奈は当初はイマイチ違和感があったのですが、まあ実績がある人なので、見ているうちに慣れましたしね。
ということで、原作の持ち味を十二分に生かしつつ、グルメカタログという実用性まで盛り込んできっちり1クールに落とし込んだ良作アニメでした。はぁ、大満足。
今日もどこかで彼女はラーメンを食べている――
クールで無口。他人と馴れ合わないミステリアスな転校生「小泉さん」彼女は日々おいしいラーメンを追い求めるラーメンのプロだった…!?ガツンと本格派ラーメングラフィティいざ着丼!
制作会社
Studio五組
スタッフ情報
【原作】鳴見なる「ラーメン大好き小泉さん」(「まんがライフSTORIA」竹書房刊)
【監督】セトウケンジ
【シリーズ構成】髙橋龍也
【キャラクターデザイン】谷拓也
【総作画監督】谷拓也、桜井正明
【美術監督】若林里紗(アトリエPlatz)
【色彩設計】松山愛子
【撮影監督】浅黄康浩
【編集】三嶋章紀
【音響監督】本山哲
【音響制作】グルーヴ
【音楽】田中貴、細野しんいち
【音楽プロデューサー】福田正夫
【音楽制作】フライングドッグ
【キャスティングプロデューサー】谷村誠
【ビデオ編集】IMAGICA
あらすじ
今日もどこかで、彼女はラーメンを食べているー。クールで無口な美人女子高生の小泉さんは毎日おいしいラーメンを求めて食べ歩く生粋の“ラーメン通”だった。小泉さんはラーメン以外のことには興味がなく他人と馴れ合わない。ただひたすら求め続けるのは“ラーメン”のみ! ラーメンあるところに小泉さんあり!ひたすらストイックにラーメンを食べ続けるその姿は見る 人すべてを魅了する。ガツンと本格派ラーメングラフィティ、いざ着丼!
音楽
【OP】鈴木みのり「FEELING AROUND」
【ED】西沢幸奏「LOVE MEN HOLIC」